様々な方面から考えさせられました。ロックを愛する人々が待ち望んだ1枚!
ANOTHER STARTING LINE / Hi-STANDARD
Hi-STANDARD- ANOTHER STARTING LINE- Full ver.(OFFICIAL VIDEO)
今年の音楽ニュースの中で、最も音楽ファンを驚愕させたのがハイスタだろう。
16年ぶりのニューシングルというだけでも注目が集まるが、この売り方がとにかく凄かった。
一切の告知なし。発売日に突如としてCDショップに並べられるという異例のスタイルでのリリース。つまり、CDショップに足を運んでいる人が1番初めに気付き、そこから広まっていったのだ。
しかも、大ヒット。入荷待ちの店舗も出るほどだった。
事前情報が0の状態で売り出すなんて、普通に考えて無理だろう?と思う。どんなアーティストだってTwitterでの情報公開や公式HPでの宣伝など何らかのプロモーションは行うのが常だ。
そんな常識破りの偉業を達成してしまったのだ。ハイスタは。
ハイスタというバンド、そして全国のCDショップの底力を見たような気がした。まだまだ音楽は、CDは、素晴らしいんだというメッセージだと感じた。
ちなみに私はハイスタがCDを出して活動していた頃のことを知らない。16年前、私は5歳だ。さすがに覚えているわけがない。
Ken Yokoyamaは知っているけれど、彼がこのバンドでギターを弾いて音源を発表していた時代をリアルタイムでは経験していない。16年。ファンにとっては長すぎる時間だっただろう。だって5歳の幼稚園児がお酒飲んで就活の話をするようになるまでの時間だ。
でも彼らは帰ってきた。かっこよすぎるロックスターとして。21歳になった私から見ても、長年愛され続けてきたバンドなのだなと痛感した。今の彼らも輝いている。ロックは、死なない。
次は全く方向の違う感じでいきます!この人も時代を変えるかもしれない。
Newspeak / ぼくのりりっくのぼうよみ
ぼくのりりっくのぼうよみ - 「Newspeak」ミュージックビデオ
これが大学1年の彼が書く歌詞と作る歌なのか。
音楽に年齢は関係ないとは常々思っているが、大人っぽく知的な世界観が素敵だ。
いつもTwitterでは「おなかすいた」「ねむい」みたいな本当に普通の大学生みたいなことをツイートしているので、なんなんだこのギャップは…と驚く。
ストリングスやピアノを織り交ぜ、ハイハットの効いた、洗練された音楽には、
堅い漢字表記の言葉や英語さえも流暢に乗っかる。
ぼくりりくんの音楽を聴くと、自然と夜の都会の光景が目に浮かぶ。
美しく彩られ飾られた外見と、空っぽで虚しさを感じる中身のコントラスト。そんなイメージだ。
先日、クラウドファンディングでサイトを設立し、様々な活動を行っていくという企画を発表したぼくりりくん。他にはない、独自の面白い活動をするアーティストだと思う。とても応援したい。
新曲『after that』もすごい仕上がりだ。来年のニューアルバムも間違いなく期待を上回ってくるだろう。楽しみだ!