今回は今年の音楽界の大トピック的な記事を書きます。
いつも実は2つあるいは3つのバランスや関連性を考えつつセレクトしてるのですが、
今回は例外!
私的にはこのバンドのトピックが1番大きかったように思います!
砂の塔 / THE YELLOW MONKEY
今年再結成を果たし、同時に新曲の発表、ライブ、フェスやTVにも積極的に出演してきたこのバンド。紅白の出演やCDJの大トリも控えている。
「彼らに憧れて音楽を始めた」という若手のアーティストも多い。本当に多くの人に影響を与えてきたバンドだ。そんなバンドの再結成、今年一嬉しいニュースだったと言っても良いのではないか。
この『砂の塔』はTVドラマ『砂の塔〜知りすぎた隣人』の主題歌となっている。
とにかく色気が半端じゃない。バンドサウンドは勿論、ストリングスやピアノの音色が絡み合うことで「歌謡曲ロック」と言えるようなレトロ感と大人っぽさ、そしてロックの純粋なかっこよさを漂わせている。ベースめちゃくちゃかっこいい。
歌詞も妖艶でどこか危なっかしい。MVも合わせて、どこを取っても大人の色気を感じられるような1曲。吉井和哉かっこよすぎ。
誰もが今年必ず1度は耳にしたであろうこの曲!
前前前世 / RADWIMPS
2016年下半期(というか2016年1年を通して?)、最も流れた曲と言っても過言ではない。
『君の名は。』の、そしてRADWIMPSというバンドの大ヒットは今年の音楽シーンを語る上で外すことはできない。
『君の名は。』で使われた音楽はRADWIMPSが制作したということで、音楽と映画の相互作用、相乗効果を目の当たりにした。
映画の大ヒットが注目されがちだが、11月に発売された『人間開花』というアルバムもまた大ヒットしている。彼らの音楽の魅力は、映画に頼らずとも確かなものとして存在しているのだ。
『前前前世』の良さはなんと言っても1度聴いたら忘れない、小気味良いメロディーと歌詞。『前前前世から僕は〜』のところは誰もが口ずさめるような、インパクトがありつつもわかりやすい形になっている。
「『前前前世』だけがRADじゃない!」と思うファンも大勢いるだろうが、この曲は少なくとも、彼らの名刺代わりの曲となるくらい浸透したと言えよう。
『SONGS』や紅白歌合戦の出演を経て、RADWIMPSの音楽はもっと多くの人に認知されるだろう。残念なのは、4人での出演が叶わなかったこと。いつか山口さんが戻ってきて、4人で大きな舞台に立てることを願っている。