こんなひどい歌聴いたことない!
人間 / SANABAGUN.
これぞ最強の「クソソング」。
曲はブラスサウンドあり、ピアノもクールにキマっていて、
ジャズ、ヒップホップ、ラップといろんな音楽を織り交ぜているというかっこいい要素しかないのに、見てください、聞いてください歌詞を。
休日、「布団に帰ろう」というだけの歌詞なんです!!
昨日のnever young beachに「日常を歌っている」とコメントしましたが、この曲に関しては日常も日常、しかも「堕落した」日常。
それを何か良い雰囲気の曲に仕立てあげちゃう、このバンドは一体何者??
このSANABAGUN.というバンド、
キーボードとベースはSuchmosの方だし、ボーカルの高岩さんはTHE THROTTLESでも活躍しているのだ。様々な活動をしている方をメンバーに抱えるので、こんなに面白い曲が出来上がるのかもしれない。
ちなみにこの曲自体は昨年公開されたものなのですが、今年聴いてみてあまりにもインパクトが強かったので掲載してみました。
SANABAGUN.を紹介したらこっちについても語りたくなってしまいました!
MINT / Suchmos
Suchmos "MINT" (Official Music Video)
2016年の音楽シーンを語る上で絶対に、間違いなく欠かすことのできないバンドが彼ら、
Suchmosだ。
気合い入ってますねって?私が大好きなバンドだからそりゃね。
このSuchmosというバンドの音楽性に関しては、ブラックミュージックの系譜であり、
ヒップホップやジャズ、ロック等々に属すのだろうが…
融合的でうまく形容できないのも事実だ。Suchmosは唯一無二なジャンルを形成していると言っても過言ではないと思う。
この『MINT』、スペースシャワーTVで何回聴いたかわからない。それくらい注目されていたし実際にランクインし続けていた。
爽やかな曲だが疾走感のある爽やかさとは違う。「Cool」という表現が1番しっくりくる気がする。かっこよく、涼しげ。うん、これだ。
各楽器の音はすごくシンプルで(といいつつベースがすごそうですが)、
それなのにどうしてこんなにかっこよく心地の良い、自然と体が揺れてしまうような音楽が作れるのか。
そして、ボーカルのYONCEさんの声がまた、力を抜いて聴けるような素敵な声だ。高音もスキャットも素晴らしい。
歌詞の韻の踏み方も気持ち良いし、
「錆びた弦でいい 破けたジーンズでいい 孤独な夜があっていい
何もなくても笑えていればいい 何がなくても歩けさえすればいい」
ってところは個人的にすごく背中を押された感じがする。
完璧すぎる良曲。
『MINT』あるいは収録されているアルバム名『MINT CONDITION』は
「真新しい」という意味が込められているのだろう。確かに、類を見ない、新しい音楽を切り開いていくバンドと言える。
その一方、涼やかでさっぱりした音楽という意味でもピッタリなタイトルだと思うのだ。
来年1月にはニューアルバム『THE KIDS』のリリースが発表されたSuchmos、
2017年もおおいに期待していきたい!