さて残り2曲!
最強のロックバンド!!
ムーンソング / [Alexandros]
『NEW WALL』、『Swan』という2枚のシングル、
そして、最強のニューアルバム『EXIST!』をリリース。
さらにTVや各地のフェスに出演し、ただ今絶賛ツアー中という[Alexandros]。
しかも年明けには『SNOW SOUND』というシングルを発売する。
毎年毎年躍進し続けるドロスは本当に最強のロックバンドだ。
『EXIST!』の1曲目に収録されている『ムーンソング』。
変化球が多い、というか「これぞ[Alexandros]!」という曲が存在しないバンドなのでなんとも言えないが、1曲目として聴き手にすごく良い印象を与える曲だと思う。とにかく美しい。
どこか冷たさのある夜の街を想像させる。『Starrrrrrr』や『city』と共通したイメージを持つ。このひんやりした雰囲気と垣間見えるきらめきは、アコギとピアノの音色によるものだ。1番が終わった瞬間のピアノの美しさは聴く度に息を飲む。ドロスは静かな夜の街が似合う。
ドラムの、『ワタリドリ』や『Starrrrrrr』を彷彿させる大胆なリズムも良い。大胆なのにこの曲の繊細さとマッチしているのが素晴らしい。
磯部さんのコーラスは「Uh」や「Ah」で被ってくるところがとても良い。磯部さんの声の包容力が如何なく発揮されていて美しい。
歌詞は「別れ」と「そこからの決意」が描かれている。
川上洋平は、英詞に注目が行きがちだが、日本語の選ぶ方も情景的で美しいと思う。「長月の下」って歌詞が好き。
『EXIST!』は今年1番衝撃を受けたアルバムだった。
初め聴いた時は全然わからなくて、ただ「すごい…」と呆然としてしまった。
[Alexandros]って何なんだ?と思ってしまうアルバム。
他のアルバムや曲を聴いた時にも彼らの幅の広さ、技量の凄さは感じていたしわかっていたつもりだったのだけど。それすら覆してくるアルバムだ。
どんなに期待しても良い意味で裏切り、期待の遥か上を行くこのバンド。
私は2年前のCOUNTDOWN JAPANでドロスを初めて聴き、惹かれた。
2年間、彼らは一瞬足りとも目を離す隙を与えなかった。ずっとずっとドキドキさせてくれる[Alexandros]が、本当に大好きだ。
2016年、いつも背中を押してくれた。2017年、どんな音楽を、ライブを、届けてくれるのだろうか。とても楽しみだ!