あけましておめでとうございます!

こんばんは!管理人の真珠丸です。

 

あけましておめでとうございます!

 

2017年も大変お世話になりました。たくさんの方に見ていただけるようなブログになり、私も嬉しく思っております。

特に昨年執筆した、私流の同期音源の作り方を解説した記事は、非常に多くの方に見ていただくことができているようで、非常にありがたいなと思います。

 

soundsgood.hatenadiary.jp

 

また、ただいま、2017年音楽総まとめの記事を連載しております。年内に完結させることができませんでしたが、最後まで書き切る所存ですので、どうぞお付き合いくださいませ!

総まとめが終わったら、年末に行ってきましたCOUNTDOWN JAPAN 17/18の感想も書いていく予定です。そちらもぜひご覧ください!

 

また、こちらは軽い宣伝ですが、ブログのプロフィール欄の私の情報も新たに追加しました。ブログの紹介や、私がどんな人間なのかを軽く説明した内容になっております。また、管理人とコンタクトを取れるアドレスも公開しておりますので、何かありましたらそちらにご連絡お願いいたします。

 

それでは、2018年も『Sounds Good!!』をどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 

                             管理人 真珠丸

私が選ぶ!2017年音楽総まとめ! 番外編

iPhoneから失礼します!

 

先日開始した総まとめですが…

実は管理人が28日より!年末のロックの祭典!

COUNTDOWN JAPAN 17/18

に行っており、絶賛投稿が滞っております…。

今年は年を跨いで完結させることになりますが、絶対にきちんと完結させるので少々お待ちください…!

 

今回は番外編として、本日3日目を迎えるCDJのお話でも…。

 

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幕張メッセで毎年4日間にわたって行われるこのCOUNTDOWN JAPANは、5つのステージに分かれており、 1日あたり 約40のアーティストが出演します。

屋内のフェスであるため気温調節が楽かつ移動距離が野外に比べて短く済むので、フェスやライブに行ったことないけど行ってみたい!という方には私が必ずお勧めするフェスです。過ごしやすさがNo.1!

今年を総括するようなライブをするアーティストが多い印象です。今日も「今年はメジャーデビューさせていただき…」ってMCを1日で3回は聞きました。出演者の方も今年を振り返った話をして下さいます。

 

昨日今日と回ってみて、気付く部分がたくさんあったので、またそれはおいおい書いていこうと思います。良いことも悪いことも。

ただ、音楽って本当に最高だなと。それだけはどこで誰を観ても思います。音楽が好きで良かった。

 

さあ私は明日、というかもう今日ですね、今日に備えて寝ます!私、今年は4日間通しという、初の試みをしております。というのも、ずっとフェスの全通しをしてみたいと思っていたのですが、なかなか難しく、大学4年の今を逃したらもうできないと思ったので、無理矢理でも夢を叶えようと通すことにしました。

今のところ、本当に最高…!良い音楽締めができそうです◎

 

 

私が選ぶ!2017年音楽総まとめ! No.7

クリスマス、終了!ということで、早速お正月モードです!

余談ですが私は昨日青の洞窟に行って参りました!綺麗に撮れた写真をぜひ!

 

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ということで、今日も音楽を紹介していきましょう!

 

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視界良好 / スカート

 

 


スカート / 視界良好【OFFICIAL MUSIC VIDEO】

 

スカートは澤部渡さんのソロ活動のバンドです。スピッツの『みなと』で口笛とタンバリンを担当されていた方といえば伝わる人には伝わるでしょうか?先日の「新木場サンセット」にも出演されていましたね。

さて、この曲、イントロのコードの気持ち良さに惹かれてついつい最後まで聴いてしまいます。

どメジャーなコードではないのですが、どこか哀愁感の漂うような懐かしいような、それでいてシンプルなイントロ。この曲の魅力で一番お伝えしたいのはそこです。超絶ギターソロよりも、シンプルで耳に馴染むコードでリスナーの耳を掴むのは難しいことだと思います。そういう曲に久々に出会った気がします。

ほのかに明るく未来を照らしてくれるような、温もりのある曲です。『視界良好』というタイトルもなんとなくわかるなあ。「前途洋々」とまではいかないけれど、なんとなく未来を信じたくなる瞬間が確かにあって、それは進んでいる時とは限らず、立ち止まっている時であることもある。『視界良好』。いいタイトルだとしみじみ思います。

 

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N.E.O. / CHAI

 

 


CHAI『N.E.O.』Official Music Video

 

……このバンド、本当にすごいと思うんですよね。

CHAIは4人組女性ロックバンド。彼女たちのすごいところはそのポリシー。

「コンプレックスはアートなり。」

誰しも持っているコンプレックス、できれば隠したいと思ってしまいますが、そのコンプレックスこそ個性であり、尊重されるべきだと。コンプレックスがあるから人は皆違うんだと。

本当にその通りだと思いますし、頭ではきっと誰もが理解できます。でもそれを歌われたところで、だいたい歌手やアイドルなんて皆可愛くて、全然説得力ないな…と思ってしまうのも事実です。「誰もが認める可愛さ」に支配されていますよね、SNSの自撮りがどうこう、インスタが、加工写真が…といった話なんてまさにその風潮を表しています。

でも、それって、息苦しいのも事実で。そんな「可愛い」のあり方に一石を投じ、「NEOかわいい」を掲げるのがCHAIです。女子の味方じゃないですか??

この『N.E.O.』はそんなCHAIの1st.アルバム『PINK』に収録されています。まさに彼女たちのポリシーを宣言するような曲だと思います。「コンプレックスはアートなり。」若い女の子たちがこんな歌を作るなんて、その感性と勇気には励まされ、元気付けられるばかりです。

 

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ヒットチャートをねらえ / ONIGAWARA

 

 


ONIGAWARA「ヒットチャートをねらえ!」MUSIC VIDEO

 

ポップで楽しい曲です。聴いていて自然に体が揺れてしまいます。

ベースはハマ・オカモト。めちゃくちゃいいベースです。めちゃくちゃめちゃくちゃかっこいい。

こういう底抜けに明るくて楽しい曲は「今が一番楽しい」という歌詞とすごく相性が良いなと聴く度に思います。歌詞と曲がそれぞれ持つ空気感がぴったり重なっている感覚。

星野源の『Week End』が好きな人は多分好きだと思います。

聴く前は「ヒットチャート批判」的な曲なのかと思ってましたが、全然そういう曲ではありませんでした。でも「ヒットチャートを蹴飛ばして」って歌詞はどういう意味なんだろうなと思ってます。こういう曲、もっと聴かれて欲しいなと思います。ぜひヒットチャートに入って欲しいです。

 

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アンケートコーナー行きます!

 

①今年響いた曲やアルバム

②①のアーティスト名

③どんなところが響きましたか?好きなところ、良いところを教えてください。

 

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リッケンバッカー / リーガルリリ

 とてもとても素朴で素直な歌。刺さる歌詞。誰のどの曲に似ているとか、○○っぽいなぁ、とか全く感じなかったのに驚いた。

 


『リッケンバッカー』MV - リーガルリリー

 

聴いてまず驚いたのは、歌詞の独特さ、というか言葉の選び方。凄まじく良い意味でぶっ飛んだ感性で、どうやったら「地球の骨の形」なんて表現が思い浮かぶんだと唖然としてしまいました。

たかはしほのかさん(Vo.&Gt.)が音楽雑誌各誌や様々なバンドマンから賞賛されているも納得しました…すごいわこの歌詞。

回答者の方の言う通りで、本当に素朴な曲。飾りなんてなくて、無垢だからこそこの歌詞が生かされているのかもしれないなと思いました。声も素朴なのに「おんがくも人をころす。」なんて歌う、そのギャップにより一層グサリとくる。

「おんがくよ、人を生かせ」「ニセモノのロックンロールさ。 ぼくだけのロックンロールさ。」最後の歌詞がすごく良くて、音楽の持つ希望を歌っている姿に意志の強さを感じます。「ぼくだけのロックンロールさ。」は「ロックの基準なんて様々だから、自分の信念に沿ったロックを奏でる」という意味なのかなあと邪推したり。私はそんな風に受け取りました。

私も「これ、〇〇に似てるな」と思わなかったです。そもそも曲の構成もそれほどはっきりしていないというか、テンポも変わるし、イントロの印象からだいぶずれた着地点に連れて行ってくれたような気がします。こういう曲、すごく面白いし、多分やろうと思ってできるものではないんじゃないかなと思います。若手バンドで、こんなに良いバンドがいるということが嬉しいですね!

 

 

 

 

 

私が選ぶ!2017年音楽総まとめ! No.6

世間はクリスマス一色ですが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか?

私は家で大掃除をしておりました。本当のクリスマスは明日ですからね!

 

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LA PA PARADISE / BRADIO

 

 


BRADIO-LA PA PARADISE(OFFICIAL VIDEO)

 

BRADIOメジャー1st.シングルです。

古き良きダンスミュージックを彷彿させます。ファルセットがとても美しく、管楽器もいい味を出しています。なんとなくディスコミュージックの巨匠、Earth, Wind & Fireを思わせる曲です。

耳馴染みの良いギターにうねるベースライン、一定でノリやすいドラム…インディーズ時代から変わらずファンクを中心に据えた音楽を続けているバンドだからこそのこの心地よいグルーブ感なのだと思います。

MV、合成感が凄いのがまた良いですね。そしてバンドがとても絵になる。今80-90年代くらいの「バブル時代」の音楽がまた興隆しつつありますよね。そんな時代の流れにフィットしたバンドだと思います!

クリスマスだから楽しい曲をと、数ある候補曲の中から選びました!

 

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The Gift / Hi-STANDARD

 

 


Hi-STANDARD -The Gift(OFFICIAL VIDEO)

 

去年CDが突如発売され話題になるまで、私ハイスタを全然知らなかったし、メロコアも全然聴いてこなかったのですが、やっぱりこう自分の好きなアーティストが尊敬していると言っていると聴きたくなるじゃないですか。

それでスペシャM-ONでハイスタが流れていると気になるようになりました。奇をてらったことを何もしていない、純度100%のロック。すごくかっこいいです。短い曲ですが、迫力と起承転結がある。ラスサビ前の一旦曲が止まる部分がすごく好きです。

この曲の入った『THE GIFT』は18年ぶりのアルバム。18年ぶりって…すごくないですか…?1999年ぶりってこと…?私4歳ですよ…?

あんまり説明できる曲ではないし言葉で飾るのも何か違う気がするので、聴いてそのかっこよさを感じてください!

 

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メジャーデビュー指南 / Creepy Nuts

 

 


Creepy Nuts(R-指定&DJ松永) / メジャーデビュー指南【MV】

 

実は私結構ラップが好きで、韻を綺麗に踏んでいるのを聴くと興奮するんですよね。ちょっと前から流行っている「フリースタイルダンジョン」というものがありますが、その中でも凄まじい実力を持ったラッパーとして知られるR-指定さんのユニット、Creepy Nutsの曲をご紹介します!

メジャーデビュー作として発売された『高校デビュー、大学デビュー、全部失敗したけどメジャーデビュー。』の1曲目に収録されているのがこの曲。地元の知り合いに「メジャーアーティストになる上でのアドバイスを受ける」というストーリーで展開されています。このシチュエーションが既に面白い。トラックもちょっと古めかしい感じが良いです。

会話形式で進んでいくのですが、その中でも要所要所で見事に韻が踏まれていて「おおっ…!すげえ…!」と関心してしまいます。

そしてメジャーシーンへの様々の思いや偏見が交錯しているのが面白い。これはラップという音楽の形態でしか表せないと思います。隠し針が曲のありとあらゆるところに仕掛けられているような感覚です。メジャーといっても景気良くないとか、「どの女優と不倫すんねん」という歌詞、「有名人なら誰でもいい」というにわか一般人の考え方などなど…。耳が痛くなるような言葉が並べられています。サビの音楽が比べられるべきものではないという歌詞は非常に深いと思いますし、よく言い切ったと思いました。

ラスサビの前のラップは「そう!これ!!」と思わずにはいられない、本当にイケてる

ラップです。これ。ラップ好きな方もそうでない方も鳥肌モノだと思います。

 

…今YouTubeのコメ欄見てて初めて知って衝撃受けたんですけど、

ったふりしろ一見さん RとDJ松永見参

良い感じめちゃ良い感じ これが般人のHIPHOP SH* T 

ピーク過ぎたら使い捨て 褻な歌は歌いづれえ でもNut握りしめいざ出陣

S級素人 In the building

の中に『Creepy Nuts』が隠れてるってすごくないですか…??気付いた方もすごい…!こういう遊び心はこういうヒップホップやラップミュージックだからこそできる部分もあります。今まで紹介してきた曲とちょっと系統は異なりますが、ぜひ聴いてみて下さい!!!

 

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今日はアンケートお休みします!良いクリスマスを!

 

 

 

 

 

 

 

私が選ぶ!2017年音楽総まとめ! No.5

 

エレクトリック・パブリック

/ ポルカドットスティングレイ

 

 


ポルカドットスティングレイ「エレクトリック・パブリック」MV

 

今年メジャーデビューを果たした、福岡発のロックバンド。

昨年『骨抜きE.P.』が話題になり、2017年は1st.ミニアルバム『大正義』、11月にはメジャーデビュー作となるフルアルバム『全知全能』をリリースしたポルカドットスティングレイ。この曲は今年発売された両方に収録されています。

今年に入ってからフェスへの出演もかなり多くなりました。

ウィスパーボイスと力強さ、両方の歌声を持つ雫さんの声が魅力的です。演奏も上手いし、正統派のギターロックバンドです。意外と他に似たようなバンドがいない。聴いた瞬間にバンド名が浮かびます。

どうしても雫さんに目がいきますが、エジマさんのギターは素晴らしいです。正面切って実力で勝負しているような、すごく味のある、そして楽曲や雫さんの歌を引き立てるギターを弾いている印象があります。

この曲は聴いていて歌詞と音楽がとてもマッチしている曲だなと思いました。歌詞も曲もリズム感がすごく良くて、聴いていて楽しく、心地良いんです。

ポルカドットスティングレイは、1度ライブで観てみるべきバンドだと思います。雫さんの声がライブではどう聴こえるのか、演奏陣の巧さなど、私はJAPAN JAMで観た時に正直驚きました。期待の遥か上でした。

 

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鴨川等間隔 / 岡崎体育

 

 


岡崎体育 - 鴨川等間隔 【MUSIC VIDEO】

 

2017年(に限らず)、最も音楽業界を振り回している人の1人だと思います。岡崎体育

本当に2017年、頑張ったアーティストだと思う。拍手を送りたいです。

メジャー2nd.アルバム『XXL』の発売にあたり、彼は目標を2つ掲げていました。

オリコン週間チャート6位以内に入る」「10万枚売る」

2つ目の目標は、まだ継続しています。1つ目の目標については、「週間2位」という素晴らしい成績で達成しました。

地上波に積極的に出たり(Mステであんなに挑戦的なライブをするのは岡崎体育くらいだと思います。)、自らTwitterで発信し宣伝したり、とにかくセルフプロデュースが上手いんです。SNSを多用し、今の時代に合った宣伝の仕方をしています。エゴサーチをかけて「買うか買わないか微妙なラインにいる人」に片っ端からいいねしたり、SNSで拡散されそうな話題性を持った曲・MVを作ったり。SNSで感じる近さ故に、またさらに応援したくなってしまうんです。岡崎体育の「商才」は「天才」だと思います。

今年岡崎体育の曲は所謂「バズ」続きでした。メロコアのイケてる曲かと思いきやサビで裏切られる『感情のピクセル、日本語をあたかも英語のように発音し歌う『Natural Lips』。この2曲はもう、めちゃくちゃバズりました。Twitterのトレンドで1位を取るくらい。その一方で、同じく『XXL』に収録されたバラード『式』も100万回再生をゆうに超えています。ただバズるだけ・一過性の話題を生み出すだけでなく、きちんと音楽の幅もファンの幅も広げ、増やしています。

今回私が個人的に選んだのは『鴨川等間隔』という曲で、「散々他の曲を紹介してきてなんでまたこれ?」と思われるかもしれません。この『鴨川等間隔』は『XXL』には収録されていますが、作られたのはもっと前です。MVもずっと昔に撮られたものですし『XXL』とこのMVの音源は少し異なります。今の方が洗練されています。

でも、この曲を『XXL』に入れた彼の決断、私は本当に素晴らしいと思います。本人も言っています、「メジャー2枚目という勝負のアルバムを、最高のものにしたかった」。今後もっと売れるかどうかはわからないけれど、この1枚を1番いいものにしたい。

『鴨川等間隔』は、ちょっとゆったりしたミドルテンポの曲です。彼の地元京都の景色や生活を歌ったもの…と言えば聞こえがいいですが、「河川敷に座るカップルを蹴り落としたい」とかそんな感じ…なんとも岡崎体育。…「生活感溢れた歌詞」と言えば良いですかね。とにかく曲はものすごく良いのでぜひ聴いてみて下さい!!(でもこのちぐはぐさが魅力な気もします。)

岡崎体育にとって、この曲はすごく大切な曲なんだと思います。(多分ファンからも人気のある曲だと思います。)それで、メジャーアルバムにはまだ入れていなかったこの曲を、敢えて、『XXL』に入れたんです。良い曲だから、最高のアルバムにふさわしいと。

「『鴨川等間隔』が大切な曲」だということ、それはライブを観に行った時にも感じました。アンコールの曲だったのですが、その前のMCで彼はこう口にしました。

「最後、6分間、歌います!俺全然歌うまくないけど、最後、歌います!」

Mステでも散々口パクをネタにしているし、アルバム1曲目の『XXL』で「さいたまスーパーアリーナで口パクやってやる」と宣言しているあの岡崎体育が、歌った。それまで笑い通しのライブでしたが、じんときました。ちゃんと歌ってました。

『XXL』というアルバム自体ものすごく良いアルバムで、多くの人に受け入れられる要素、バズる要素があったのは事実ですし、セルフプロデュース能力や話題作りの点も含めて岡崎体育というアーティストは素晴らしい力を持っていると思います。でも、真摯に音楽に向き合う姿勢があってこそだということを伝えたい。本当に応援したいアーティストです。

 

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岡崎体育について語りすぎたので今日はもうアンケートコーナー行っちゃいますね!

今日はずーっとスペースシャワーのスピッツDAY(スピッツ特番8時間)を見ていたので、スピッツについての回答を取り上げます!

 

①今年響いた曲やアルバム

②①のアーティスト名

③どんなところが響きましたか?好きなところ、良いところを教えてください。

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若葉 / スピッツ

 メロディーも歌詞もすべてにおいて心に響きます。歌いながら涙が出てくるほど。

 


スピッツ / 若葉

 

『とげまる』に収録されている名曲。余談ですが『とげまる』は全部名曲です。『若葉』は一般的な括りで言えば「卒業や別れの歌」の区分ですかね…。

アコースティックギターの旋律の美しさと素朴さが胸を打ちます。1番は音数が少なくて、草野さんのやわらかい声が際立ちます。どこまでも優しさに包まれた曲です。

スピッツの歌詞は非常に独特で、どこまで意味があるのか、どういう意味なのか、なかなか掴めないことが多々あります。そんな言葉が並んだ中に、突然ハッと我に返るような、ぐさりと刺さる言葉があるんです。

「暖めるための火を絶やさないように 大事なものまで燃やすところだった」

個人的にはこういう歌詞が刺さります。あと、

「泣きたいほど懐しいけど ひとまずカギをかけて

少しでも近くよ バカげた夢に

今君の知らない道を歩き始める」

という最後の歌詞。同じアルバムに入っている『君は太陽』の「理想の世界じゃないけど 大丈夫そうなんで」と同率で私が最も大切にしている歌詞です。泣きたくなりますよね、こういう歌詞。卒業とか別れの曲だけど、ただそれを歌うのではなく、前を向こうとする姿勢、でもそれすらもなんとなくひねくれていて人間味が溢れている。そういうところが琴線に触れるのだと思います。

私はこの曲が発表された時中学生で、もう既にスピッツが好きだったのですが、正直「良い曲。優しくてあったかい曲。」程度の感想しか持っていませんでした。いろんな人と出会い、別れ、歳を重ねてこそ沁みる曲なんでしょうね。今では大好きな1曲です。

 

 

 

 

私が選ぶ!2017年音楽総まとめ! No.4

 

明日、また / [Alexandros]

 

 


[Alexandros] - 明日、また (MV)

 

クロレッツのCMソング。MVは岡田将生が出てますよ!

ドロスの曲は、共感するというよりも一緒に戦ってくれるような、「強い応援歌」が多いと思います。この曲もそんな1曲。歌詞の世界観は『Starrrrrrr』とかと変わっていませんが、何と言うか、この曲は一層距離感が近い気がします。

ドロスは掲げている目標やバンドとしての確固たる意味があるバンドです。もはや弱点なんて見せないような完全無欠のロックスター然としている反面、どこか近寄りがたさがあった気がします。「自分とこの人たちは、違う世界に生きる人間なんだな」みたいな。

それがいい具合に取り払われた、なくなったわけでは勿論ないのですが、どこか「私」と「ドロス」でも根本は一緒な部分があると思えるような曲がこの『明日、また』だと思います。すごく良い。

ドロスの音における「遊び」はやはりこの曲でもしっかり残っていて、例えばCメロ前の半音階で下る部分ですね、耳を引きます。シンセやピアノの音も美しく、バンドサウンドも骨太で、憧れのバンドだなあと改めて思います。

 

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CHARM / WANIMA

 

 


WANIMA「CHARM」(OFFICIAL MUSIC VIDEO)

 

WANIMAらしい底抜けに明るい曲。3人が楽しそうに演奏している様子や、健太さんの輝く笑顔を見るだけで元気をもらえます。

元気の出る「お守り」ですね。持っていれば、どこへでも行ける。

WANIMAは熊本出身のバンドですが、地元を大切にする姿勢がとても良く伝わってきます。地元と東京、その2点を結ぶような歌がこの『CHARM』だと思います。

Twitterなどで「鬱に理解がなさそう」みたいなことを頻繁に書かれていますが、絶対にそんなことないですよ。音楽で成功するまでに様々な紆余曲折があったバンドです。良く笑う人ほど、どこかで傷を負ってるものなんです。そんな紆余曲折も負った傷も、全部ぶっ飛んじゃうくらいのパワーを持っているバンド、それがWANIMAだと思っています。(なぜかWANIMAの笑顔を見る度に元気をもらうだけではなくて、何となく切ない気持ちになったりします…。)

そして、そういう音楽は今の世の中に必要です。紅白歌合戦、応援しています。

 

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今夜だけ間違いじゃないことにしてあげる

/ Awesome City Club

 

 


Awesome City Club – 今夜だけ間違いじゃないことにしてあげる (Music Video)

 

飲み会シーズンにいかがでしょう?

今年4thアルバム『Awesome City Tracks4』とベストアルバム『Awesome City Club Best』をリリースした、Awesome City Club、これもまた素晴らしいシティポップバンドです。

男女ボーカルが魅力的です。特にPORINさんの「嘘つき」で私も完全にノックアウトされました。反則。

骨太なドラムとベースに軽やかでどこかエモーショナルなギター、華やかさをプラスするシンセサイザーに男女ボーカル。今流行りの「シティポップ」バンドでもなかなか異彩を放っているというか…語弊がありますが、これほど揃っているバンドも珍しいと思います。

私は個人的にこのバンドが結構前から好きで、多分毎年総まとめに選んでますね。2015年は『アウトサイダー』、2016年は『Don't Think,Feel』。どれも良曲ですし、MVも曲の空気感に合っていておすすめです!(監督は東市篤憲さん!)

 

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今回もアンケートコーナーです!

 

①今年響いた曲やアルバム

②①のアーティスト名

③どんなところが響きましたか?好きなところ、良いところを教えてください。

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SHOUT LOVE / UVERworld

 サビのボーカルのファルセット、ラスサビだけファルセットじゃないのがまたいい。アルバムの中でも異彩を放っており、中盤に入っているのでいい刺激になる。PVはボーカルがメインだが、ボーカル以外のメンバーが出てくるところがとてもかわいい。

 


UVERworld 『SHOUT LOVE』

 

これ、ファンにとっては卒倒もののMVじゃないですか…??スマホの縦画面で録画した風になっているという発想、凄すぎますね…??

TAKUYA∞さん、本当に高音が綺麗です。ファルセット続きかと思いきや、最後は力強くというのもハッとさせられます。歌を大事にしているんだなあと伝わってくるような歌い方です。

UVERworldはどちらかと言えば激しくて、「飛び跳ねまくって物を壊した」みたいな噂も聞いていたので、同じアルバムに入っている『DECIDED』のようなイメージが強かったのですが、こちらはこちらで落ち着いていて大人っぽくて素敵ですね。いろんな面を持っているバンドなんだなあと思いました。

Saxの方が加入してから、また変わりましたよね。Sax入れてあんなにゴリゴリのロックができるんだと驚きました。この曲はSaxの音色がアウトロで生かされていて、とても甘美な終わり方をするところも良いです◎

 

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90's TOKYO BOYS / OKAMOTO'S

 シンプルにかっこいい

 オカモトコウキのギターソロ!

 


OKAMOTO'S 『90'S TOKYO BOYS』MUSIC VIDEO

 

回答者さんのいう通り、「Simple is best」を地で行くような曲です。曲もMVもとてもシンプル!余談ですが私、1番終わってタイトル・バンド名出てくる系のMVにめちゃくちゃ弱いので、これだけで「最高 」という気分になりました。

全てがシンプルなのに、情景が思い浮かぶのがこれまたすごい。眠らない街・東京の深夜3時くらいの景色がパッと浮かびます。空の暗さと人工的な明るさの入り混じった景色。

ボーカルのオカモトショウさんは、渋くて味のある魅力的な声を持ってますよね…!しっかりしたバンドサウンドの中に詰め込まれたラップもパンチが効いてて良いです。

そして最後のギターソロ。何も言えない。これはぜひ聴いて感じて頂きたい、極上のギターソロですね…!だいたいギターソロがエンドレスで続きフェードアウトで終わる曲は名曲です。

 

 

私が選ぶ!2017年音楽総まとめ! No.3

 

KATOKU / レキシ

 

 


レキシ - 「KATOKU」 Music Video (YouTube ver.)

 

驚きのMV。音楽の80'sっぽさもさることながら、MVまで再現するとは…さすが…!

もしよければ下の動画も観て行ってくださいませ!

 


Journey - Separate Ways (Worlds Apart)

 

個人的に「洋楽=80年代」という公式が出来上がっているくらいその頃の音楽が好きなので(ちなみに親の影響でJourneyが好きです)、邦楽でここまで寄せられるレキシこと池田さんは本当に素晴らしいアーティストだと思います。

それでいて、歌詞は歴史の世界。曲調は80’sの洋楽なのに歌詞が日本史というイリュージョンです。英語っぽく歌っているけど、「世襲制」ですからね!確かに英語っぽいけど!

今年はレキシの武道館ライブに行ったのですが、本当に楽しかったです。今まで行ったワンマンライブの中で、おそらくダントツ長時間のライブでした。3時間くらいやってた。

びっくりするほど自由で面白い方なのが伝わりましたし、観客ならびに一緒に演奏しているアーティストの方にもすごく愛されてるんだなあと思いました。

 

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カンヌの休日 / フジファブリック

 

 


フジファブリック 『カンヌの休日 feat. 山田孝之』(『山田孝之のカンヌ映画祭』OPテーマ)

 

フジファブリックの持つ、いい意味での「変態性」が表れた曲だなあと思います。

初めて聴いた時、「なんじゃこりゃ」と思いましたよ。歌詞の意味もよくわからないし、曲もすごく派手で。でもこの「変態性」がくせになる!山内総一郎のギターはやっぱり抜きん出ているなあと思うばかりです。

最後のサビの「Yeah」だけコーラスが上がってるのが面白いですよね。この部分が最後に不思議エッセンスを加えている気がします。

管理人の思い出話ですが、今年初めてフジファブリックのライブに行ったんですね。「フジフレンドパーク」のファイナル、Zepp Divercityでのハナレグミとのツーマンライブだったのですが、もう完全に撃ち抜かれました。しんみりと感傷的になるバラードから『カンヌの休日』のようなド派手なロックまで、楽しませていただきました…!山内さん、あんなえげつないギター弾きながら歌うんですねえ…参りました!また行きたくなる、すごく良いライブでしたよ!!

 

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TAKE MY HAND / 夜の本気ダンス

 

 


夜の本気ダンス "TAKE MY HAND" MUSIC VIDEO (YouTube version)

 

 アルバム『INTELLIGENCE』が各所で高評価を受けている夜の本気ダンス、同アルバムから1曲を紹介します。

ボーカル米田さんの独特な声が物凄く生きた曲だと思います。語尾が急上昇するような歌い方、すごくかっこいい。

フェス受けしそう、聴いて踊りだしたくなる4つ打ちというだけでなく、どこかおしゃれで色っぽい。「夜ダンってこんな曲もあるんだ…」と度肝を抜かれた曲でした。

4つ打ちブームの中で生まれたバンドたち、それぞれ個性が表れてきて今とても良い流れがきていると思います。「全部似たような曲・バンド」なんかじゃない。これからが楽しみなバンドの1つです。

 

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TOGENKYO / フレデリック

 

 


フレデリック「TOGENKYO」Music Video

 

フレデリックも最近すごく良いですね!『オドループ』の時から独自性は強い方だと思っていましたが、さらに磨きがかかった気がします。音楽シーン、楽しみしかない。

繰り返しの歌詞かと思いきや「待って」と「舞って」で表記が異なっていたり、「わかってない」の後に「変わってない」がきたり…。歌詞が一見言葉遊びと思いきやきちんとメッセージを持っているところが面白いです。

そして少し「和」っぽいというか、歌謡曲っぽいマイナーなメロディーが良い。わかりやすいメロディーが繰り返されることで、1度聴いて耳に定着しやすい。そんなフレデリックの強みはこの曲でも健在です。

フレデリック、アコースティック編成での演奏も行っているんですね…!「ちょっと意外だな」と思ったのですが、聴いてみたら想像以上に相性が良くて驚きました!曲の旨味を引き出すのが上手なバンドです…脱帽!

 

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今回もアンケートコーナー、行きます!

①今年響いた曲やアルバム

②①のアーティスト名

③どんなところが響きましたか?好きなところ、良いところを教えてください。

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渚 / スピッツ

 2017年、人生観が変わるほど辛いこと続きで「もう死ぬ…」って思ったとき、この曲が流れて少しだけ穏やかになれたから。

 


スピッツ / 渚

 

インディゴ地平線』に収録されています。ちなみにベストに入っているのと『インディゴ地平線』に入ってるバージョンは若干違いますよね。

スピッツの曲は魔法の薬のようです。聴いた瞬間心が凪いで穏やかになれますよね。

『渚』はあまり輪郭を持たないぼんやりした淡い曲というイメージがあります。「スピッツらしい」なんて言葉でまとめたくはないですが、この空気感、世界観はスピッツならではのものだと思いますし、真似しようと思ってできるものではないです。発表から21年経ってもなお褪せない名曲として、聴かれ続けているのも納得ですし、今後も聴かれ続けて欲しい曲ですね。

辛い時、音楽は味方になってくれますよね。「音楽のおかげで…」というほど効力があるわけではなくても、音楽で少しでも痛みや苦しみが和らいだのであれば、良かったです。ふとしたタイミングで聴いた曲が自分の力になってくれる偶然は、運命だと思います。

(実は本日草野マサムネさんのお誕生日!おめでとうございます!)

 

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Ride on Wave / Yogee New Waves

 メロディや曲の展開が気持ちいい感じがします。新生活が始まり、明るい音楽が聴きたいという気分にも合っていました。

 

いいですね!!Yogee New Wavesは聴いていると自然に体が揺れてしまうような、心地よい音楽を作りますよね。回答者さんのように、新生活を始める時にぴったりだと思います。肩の力を抜いてくれそうです。

「漂流」の「漂流感」がすごいですね。歌詞も音楽も、あたたかい南の島の風のようです。

ちなみに私は『WAVES』のアルバムの中では、月並みかもしれませんが『World is Mine』が好きです。あと少し前の曲ですが『Climax Night』はめちゃくちゃよく聴きます。

Suchmosやnever young beachと近い系譜のバンド」と言ったらファンに怒られてしまいますかね。今それこそ「波に乗っている」音楽を奏でるバンドです。Suchmos、ネバヤン、Yogeeは、私の中で「シティポップ3大バンド」というイメージがあるくらい、今きているバンドだと思います。

 

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命にふさわしい / amazarashi

 独特な歌詞とボーカル

 


NieR: Automata meets amazarashi 『命にふさわしい』Music Video

 

…このMV、すごすぎません…?終始絶句して観てしまいました。最後まで直視するのがすごく辛かったです。

amazarashiはダイレクトに生死を訴えるような曲が多くて、それゆえの重さがとても独特だと思います。秋田さんの声も感情を多分に含んでいて、心にのしかかるようでした。

心がなければ、辛いことも苦しいことも悲しいことも感じなくて済む。だけど、楽しいことや嬉しいこと、幸せなことを感じられるのも心があるから。生きる中で幾度となく繰り返すであろう心の葛藤を描いた、素晴らしい音楽だと思います。

回答者さん、私へのメッセージとして「ぜひamazarashi聞いてみてください!!」と書いてくださりました。ありがとうございます。実は私何度か聴いたことはあります。ただ、その時は生死の「死」の部分のメッセージを強く受け取ってしまい、その重さに押し潰されそうになってしまってですね…それ以来敬遠している節がありました。しばらく経った今聴いてみると、「生きる希望」にもスポットライトが当たっていたんだなあと気付き、人を救う音楽を奏でる人たちなんだと素直に思えました。良い音楽に出会えました。ありがとうございました!