今日はこの曲について書くしかなかった。
LAY YOUR HANDS ON ME / BOOM BOOM SATELLITES
BOOM BOOM SATELLITES 『LAY YOUR HANDS ON ME』Short Ver.
BOOM BOOM SATELLITESのVo.&Gt.、川島道行さんが亡くなりました。
脳腫瘍と闘い続けた川島さん。ご冥福をお祈りします。
この『LAY YOUR HANDS ON ME』でBOOM BOOM SATELLITESは26年間に渡る音楽活動に幕を降ろしました。4曲入りのアルバムでこの曲は表題曲となっています。
しかしこのアルバムには絶望や悲しみではなく、希望や光に満ちている。
『Wait I'm here always, brighter than sunshine』
『I'll see you again I'll carry on』
といった歌詞。
もちろん歌詞だけではない。曲やMVにもそれは表れている。
「生死」と向き合わざるを得なかった彼らの希望が全てに反映されているのかもしれない。
私はこの曲を聴くと、雲がかった空に淡い光が差し、だんだん晴れ渡っていく光景が目に浮かぶ。そんな神々しさすら感じる1曲。
他の曲についても語りたいところはあるが、1枚を通してとにかく光を感じる作品だと思う。最後の『NARCOSIS』、彼らの最後の音楽まで、是非聴いてもらいたい。魂のこもった曲たちだ。
私事ですが少々。私がBOOM BOOM SATELLITESというバンドを知ったのはおそらく7年くらい前、中学生の頃。
Aqua Timezのラジオ番組を聞いていて(アクアトレイン)、メンバーがオススメの曲を流すコーナーがあった。確かTASSHIが彼らを紹介していた。
シンセが綺麗で、英詞だったことしか覚えていないのだが、とにかくバンド名にインパクトがあったので記憶している。
去年のVIVA LA ROCK、 VIVA LA J-ROCK ANTHEMS!のステージで、『ピンクスパイダー』を歌う川島さんを拝見した。日本語の歌詞を歌うのも、こういったセッションに参加するのも初めてだったそう。貴重なステージを見ることができて光栄だった。
活動終了前のタワレコのポスターには
「音楽を奏でる事。聴いてくれる人を感じて、繋がろうとして、もがいていたのでした。いつも聴いてくれてありがとう。繋がってくれてありがとう。僕たちは幸せ者です。」
という言葉と、2人が向き合って笑いあう写真が載っている。
音楽は幸い、遺るものだ。例えアーティストがこの世にいなくても。
彼らの音楽はリスナーの中で殘り続けると思う。本当にありがとうございました。
ちょっと今日は悲しいトピックが多いです…。
『「いつかまたここでね」さよならの声がいつまでも
響いて 背中を押すこともなく僕らを繋いだ』
今日の武道館公演をもって解散したGalileo Galileiの2013年の曲。
今年6月に発表された『車輪の軸』というベストアルバムには彼らの軌跡が詰め込まれている。
別れと再会を歌ったこの曲も収録されているとはいえかなり過去の曲ではあるが、
バンドが終わろうとしている時に最も相応しい曲はなんなのか考える中で
1番初めに思いつき、これ以外はないと思った。
2008年、第1回閃光ライオット(現未確認ロックフェスティバル)のグランプリを受賞した彼らがこうやって終わっていくなんて、寂しいなあ。
当時のことを覚えているだけあって…。
「いつかまたここでね」が「やっとまた会えたね」になる日まで。
アーティストが死んでも、バンドが解散しても、音楽は残り続けるものなんだということを痛感し、またこれからもそうであってほしいと思う1日でした。