LOSE but WIN 〜近況とポケモンについて語る回〜

久々に文章でも書いたろか!と思ってやってきました、管理人の真珠丸です。

 

いやまあ、常に何か書きたいとは思っているし、スマホのメモ帳に下書きも色々していたりしていなかったりしているんですが、なかなか推敲する時間が取れないという。

 

急に私事なんですけど、ストレスによる適応障害を発症し、3か月程仕事を休んでおりました。

早めに手を打ったこともあり、すぐに回復したので、8月から試験出社的なものを実施しております。給与も交通費も出ません。傷病手当金のみを頼って生きております。貯金は大事だなーと痛感しております。過去の自分よく頑張った。

 

適応障害は明確な原因があって発症するものだそうで、私の場合は仕事や上司に関するストレスと、おそらく生活環境の変化による負荷の上昇が原因かなと思われます。

症状としては微熱が続く(2、3週間)、過度な緊張感(会社のメールを開くのが怖いなど)、気持ち悪い、倦怠感、睡眠障害(私の場合は早朝覚醒)、食欲不振や下痢など。

このご時世なので「もしかしてコロナでは??」と思い、発熱外来に行きPCR検査も受けましたが陰性、内科に行ったけれど原因わからず。最終的に「心療内科か精神科の受診を考えてみた方がいい」と言われて心療内科に行きました。

1つ目の心療内科の先生は、こちらの質問や話を聞いているようには思えない回答や対応で、非常に高圧的な言い方をする先生だったため、このままこの病院に通っているとさらに悪化すると思い、早々に見切りをつけました。

4、5月あたりだったためどこの病院も混んでおり、なかなか予約が取れず難航しましたが、ようやく2つ目の心療内科を見つけます。そちらの先生は非常に優しく会話もスムーズに進み、また治療の方針も「なるべく依存性のある薬を使いたくない」という私の方針と合致していたため、主治医として通院することに決めました。

休養期間は主に家事をやりつつ、散歩やストレッチで体を動かし、ゲームや音楽、手芸などの趣味に取り組むよう心がけました。

かなり早い段階で手を打ったので、適応障害適応障害でも非常に軽度な症状に抑えられたんじゃないかなと思います。何事にも早期発見、早期対応は大事。

身体や心を壊してまで、無理してやる仕事なんてないです。自分が一番大事です。というのを身を以て感じました。身を以てしないと感じられないのは本当に本当にお馬鹿としか言いようがないのですが。

周りが必死に止めたり客観的に見ておかしいぞと警告を出してくれたりしていたのに、「自分は大丈夫」「他の人の方がいっぱい残業してるし頑張ってる」と思って頑張りすぎてしまった結果がこれ。ど阿呆。もう絶対こんなことにならないよう気をつけます。

 

これからどうしよっかなーといろいろ考えてしまうのですが、とりあえずもうほぼ回復しているので、元々の仕事に戻ろっかなと思います。会社、めちゃくちゃのグダグダなので、これを機に辞めちゃおうかなとか考えたりもしたのですが、転職先を探すほどのバイタリティもなかったし、もうひとつくらいこの会社で学べることもあるんじゃないかなと思い直したので、一旦留まろうかと。

人生設計とかを考え出すと本当にキリがないので、あんまり考えてないですけど。いや、考えろよって話なんですが。まあきっとどんな人生になっても楽しいんじゃないですか、子どもがいてもいなくても、結婚しててもしてなくても、自分がそれで良いと思っているならそれが正解、って感じの、お気楽能天気ポジティブ思考で生きているので、まあいいかみたいな。いつか後悔しないといいですが。

とりあえず好きなことやって好きな人と楽しく生きていられたらそれが一番の幸せなのではと思っております次第。

 

好きなことがたくさんあるのっていいなと実感したこのコロナ禍でしたね。ライブやらショッピングやら旅行やらに行けないのは残念だけど、家の中で1人でも楽しめる趣味が捗るのは最高です。

最近はベランダでのガーデニングとパン作りにハマっていて、毎日筋トレとストレッチもやっています。もう何を目指しているのかわからない。

 

あとはポケモンをやっています。11月にファン待望のダイパリメイクが来るので、それに向けて肩をグルングルン回して待っております。

 

ポケモンの話はし始めるとあまりに長くなるのでまたの機会にしますが、1つだけ。

ポケモンアニメを見返した話だけさせてください。(勝手にしてください。)

 

見返すに至った経緯としては、先日小田急線内で発生した「女性を狙った殺人未遂事件」のニュースを見た時に、凄い恐怖を感じたと同時に、「こんな理不尽な理由で殺されるかもしれないようなご時世、死ぬ前にやりたいことをちゃんと考えよう」と思ったんですね。

バケットリストとかいうものも流行っているらしいし、こういう考えに至る人は多いのかもしれないですね。まあ私は100個もやりたいことはなさそうなので、日々思いついたら小さいことから実践していこうと思い立ったわけです。

1個目に思いついたのが、「好きなポケモンの話をもう一回見たい」でした。何故なのかは知りません。なぜか心が猛烈にポケモンを欲していた。

仕事も休んでいるし、特にやることもないので、好きな話をピックアップしました。

私はアドバンスジェネレーション編、ゲームで言うとホウエン地方を舞台としたルビー・サファイアがジャストの世代です。で、これはアニメを本当にちゃんと見ていた人しか知らないと思うのですが、サトシがホウエンリーグに出場した後、ダイヤモンド・パール編が始まるまでの1年間、カントーバトルフロンティア編っていうのがあるんですけど、私はこれがめちゃくちゃ好きで。エメラルド版独自の要素なんですけれども、それをアニメに落とし込んだ感じです。

7つの各バトル施設のトップであるフロンティアブレーン(ジムリーダーみたいな人)を倒していく話なんですが、今見返すといろんなギミックや伏線が絡んでて、「あー!!」っていう気持ちになっています。どんな気持ちよ。

各ブレーン戦があまりにも好きすぎて、メモを取りながらポケモンを見るという、当時小学生とは思えない、非常に高い社会人スキルを発揮して視聴していたのです。ア●プラで見放題になる時代が来るとは思いもしませんでした。

当然、7つの施設、7人のバトルが全て大好きなのですが、ゲームでも一番やり込んでいて思い入れのあるのが「バトルピラミッド」という施設でした。小学生だった私は、ポケモン個体値とか種族値とかそんなものは露知らず、ネットもないので攻略本(見開き1ページ)を頼りに進めていました。本当に難しかった。

ダンジョンの中を探検し、各フロアに1箇所ある「上のフロアに上がる道」を探します。7段クリアで1周。持ち物は持ち込めず、ダンジョン内で自力調達、視界が狭い状態で始まり、バトルに勝つごとに視界が広がる、といったような仕様です。今思い返しても楽しすぎる。「ピラミッド」という遺跡へのロマン、そして「バトルアドベンチャー」という挑戦のネーミングも最高。ブレーンが出すポケモンはレジ3体という、私の好みどストライク。手持ちポケモンの能力もさる事ながら、状況の把握能力、運、戦術、そしてどこまでいけるか踏み出す勇気も大事な要素となってくる。わーーアツい、アツすぎる。なんでRSリメイクの時にこれもリメイクしてくれなかったんだ!!!綺麗な画面でピラミッド探検したかった!!!!

そんなわけで、私がバトルピラミッドにかける思いはかなり大きかったです、これは小学生の当時もそうで、他の施設に比べて圧倒的に思い入れが強かった。だから、アニメでもバトルピラミッドが7つの施設のうち一番最後の砦として位置していることが判明した時には心の底から嬉しかったです。

アニメでは珍しく、サトシが2回負けるので、ピラミッドのくだりは比較的長いのです。見返している中で、当時の感情やドキドキも蘇ってきて、「ポケモンって最高だな」と熱い気持ちになっていました。

 

アニメや漫画、小説、映画、音楽などいろんなアートやカルチャーやコンテンツがありますが、「頭をかち割られた」経験ってした事ありますか?この「頭をかち割る」って表現は漫画『3月のライオン』で出てくる表現ですが、ざっくり「自分の中の既存の固定概念や思考をぶった斬る程の衝撃的な体験」とでも言いましょうか、そんな感覚です。

私は先程挙げたポケモンの話を見ていて、「かち割られた」ことがありました。

サトシがブレーンに2回目の敗北を喫した場面、バトルピラミッドのフロンティアブレーン、ジンダイがサトシに放った台詞です。

 

「素直に負けを認める、それが成長の第一歩」

 

今ならそんなに衝撃受けるほどのことでも…と思うかもしれませんが、今回見返していて、このセリフが出てきた時に、当時のヒリヒリした感情が思い起こされて、もしかしたらこの言葉に人生を救われたのかもなと思ってしまいました。

リアルタイムで視聴していた時、私は11歳、小学5年生。自分で言うのも変ですが、かなり優等生で成績も良い子どもでした。今思えば当時が人生のピークと言っても過言ではありません。あとは下り坂です。冗談です。

プライドが高く、自分ができないことや自分が何かで負けるということが本当に認められない子どもだったと思います。できる故の傲慢さというか。人に頼るのも嫌。でもできないのも嫌。負けず嫌いも程度を超えると面倒なだけです。勉強でわからないところがあれば物に当たったりキレたりしてました。「負ける」ことに向き合えず、反省とか振り返りみたいなのが本当に苦手だった。「負け=悪いこと、良くないこと」というイメージにとらわれていた。

環境のせいにするわけではないけれど、学校では「勉強のできる学級委員タイプ」、通っていた受験のための塾ではテストの点だけがものを言う世界、今思い返すと息苦しい生活だったと言えなくもないかと思います。「負ける=今自分のいる場所から落ちる」くらいの考え方しかできなかったので、無理もないですね。力の足りない自分が許せないのと同時に、自分よりすごい周りの人たちを認めることが癪だった。

そんな私に、この言葉は尋常じゃなく響きました。ハッとさせられたというか。自分の今までの考え方がいかに浅はかだったか、凝り固まっていたか、くだらないことに固執していたか、そして自分以外の周りの人たちを大切にできていなかったか…。そういうことを全て思い知らされた気がして、後悔と恥ずかしさに襲われたのを覚えています。それこそ『3月のライオン』で島田さんに「かち割られた」桐山くんと全く同じような感情です。

人間そう簡単に変わることはできないけれど、あの言葉を聞いてから、多少は変われたかなと思います。少なくとも周りの人を認めて受け入れることはできるようになった。世の中にはいろんな人がいて、自分よりありとあらゆる能力が優れている人たちがいる。自分じゃ絶対に敵わない能力を持った人もいる。今まではただ劣等感に苛まれ悔しいだけだったけれど、そういう人と出会って交流する中で、自分ができることが増えたり、新しい考え方を見つけたりできることを知った。また、自分が苦手なことを他の人に手伝ってもらったり、逆に自分の得意なことで周りの人を補ったり。完璧な人なんていないから、自分や周りの苦手なことと得意なことをよく見て動くことの大切さが少しずつわかるようになりました。

ここまで来るのにすごく時間がかかったし、今でもきちんとできているのか確信は持てないですけど。負けることで自分の今の姿を見つめ直し、分析し、再構築する。これとても大事なことですよね。柔軟な考え方や態度は、意識しないと保てない。

別に負けたり失敗したり結果が振るわなかったりしてもいいんだな、そこからまた学べばいいんだって思えたことで、肩の荷がおりたことはたくさんあって、少し生きやすくなったなと思います。今は負け戦の連続ですよ、もう少し頑張って頂きたいところですが。

 

「話し始めると長くなるからひとつだけ話したい」とか言っておきながら、既にめちゃくちゃ長文になってしまった。いやこれ、ポケモンの開発チームかアニメ制作チームにファンレターとして送れよって感じですよね。隊長ありがとう。レジアイス可愛い。そして願わくばバトルフロンティアをどこかで復刻して頂けると泣いて喜びます。オンラインの要素も最高だけど、オフラインのやり込み要素、ください。ついでにポケマスでも実装待ってます。

 

今回は特にテーマを決めずに書いたので、乱文駄文となりつつあります、失礼いたしました。

ここは音楽のブログだけど、もう少しフランクにいろいろ広げて緩く続けていけたらなと思ってもいます。またポケモンのこととかも書こうかな。これからも何卒。皆さんお身体にお気をつけて。

 

 

(追伸)

ポケモンで「隊長」表記だとピオニーさんになるんですかね。私はピオニー隊長もめちゃくちゃ好きです。ジンダイさんは明晰で計算高い、ガチな隊長ですけど、ピオニーさんはちょっと頭が弱くて、行き当たりばったりで、でもそれもそれで憎めなくて良いですよね。

 

(追伸2)

私はレジ系が全準伝の中で最も好きで、なんなら全ポケモンの中でも5本の指に入るくらいレジアイスが好きなんですが、何がきっかけで好きになったのか覚えていないんですよね。レジが先か隊長が先か…鶏と卵の論争…

レジ系の可愛いところは、表情が一切ない代わりに点字部分を点滅させて全力で感情表現をするところです。一生愛でたい。

 

(追伸3)

アニメのカントーバトルフロンティア編で描かれるフロンティアブレーンたち、人間味があってめちゃくちゃ好感度高いんですよ。アザミがタケシに、リラがサトシに恋愛感情を抱く描写があります。リラのところはマジで良いです、リラのセリフが甘酸っぱくてなんだこれと思いました。何の少女漫画?

あとは隊長がサトシに若い頃の自分を重ねている(と私は読んだ)描写があるんですが、あれはゲームの踏襲ですよね、多分。だとしたらゲームへのリスペクトがすごすぎて脱帽です。