今日という日の花を摘め

こんばんは。『Sounds Good!!』管理人、真珠丸です。

 

毎年恒例?、誕生日での更新です。

 

ここのところ、偶然にも中高大の友達と会う予定が立て込んでおります。自分には友達が少ないとずっと思っていたけれど、卒業してしばらく経っても付き合いが長く続く人がこんなにいるのはとても幸せなことなのかもしれないと痛感しています。友達ってのは多ければいいってものでもないんだなと。ありがたいことです。

 

2022年に産まれた子どもは今年で4歳になります。年少クラスです。早いものです。

朝起きてから夜寝るまでを基本ワンオペでまわしていますが、それにも慣れてきて忙しくも楽しい日々を過ごしております。

もう3歳も後半となると、普通にコミュニケーションがとれます。反抗も口答えもしてきますが。それでもかなり楽。話すのは楽しいし、やることなすこととにかく可愛い。一緒に出かけるのもだいぶ楽になりました。ポケモンが大好きで、毎日図鑑を眺めながら「フシギダネ、フシギソウ、フシギバナ、フシギバナはキョダイマックスとメガシンカ…」と唱えております。

 

30代になったとて、何か大きな生活の変化はありません。ですが、最近体調面で気になることがあり、婦人科を受診しました。5年前と同じ、多嚢胞の状態であることを指摘され、それに加え精神的な不調もかなり出ているとの事で、低用量ピルの服用を開始することになりました。これで生活は楽になるのかどうなのか…。

相変わらず多嚢胞が続いているのに、子どもを妊娠し出産することができたのは本当に奇跡だったのだなと再認識しました。多嚢胞性卵巣症候群という病気(私の場合は症候群という病名までは診断されていないですが)は、不妊の原因のひとつとしてメジャーな病気です。それでも我が子を授かることができたのは本当に運が良かった。

それと同時に、やはり2人目を望むのは厳しいのだということも改めて突きつけられたようでした。元々、ひとりっ子でいいかな、という考え方でしたし、経済面を考えると1人がベストではあると思っていました。が、本当にひとりっ子で良いのかな、と不安になる部分があったのも事実で。

私たちがいなくなった時、この子が1人になってしまうかもしれないとか、自分は兄弟がいて楽しかったから、そういう思いをさせてあげられないのか、とか、そんなことをよく考えました。同じ頃に出産した人が2人目を産んだという報告をする頻度が増えると、その度に同じようなことを考えました。

多嚢胞性卵巣症候群は、妊娠が不可能になる病‪ではありません。しかし、妊娠を望むとなると、医療のサポートを受けた方が確実ではある病気です。要は不妊治療です。不妊治療は保険適用になったとはいえ、お金も時間も労力もかかる。それなら、そこにかかるそういったものたちを、今いる1人に向ける方が良い。そう思った上での「2人目に対する諦め」でした。

人生には選択肢が無数に存在して、自分の頭で考えて選びとっていくというイメージがあるけれど、実際にはそう上手くはいかないよなあ。選ばざるを得ない選択肢があって、それを受容することも必要なんだなあと思わされました。

先日見ていたコイワラという吉本が出している動画で、相席スタートの山崎ケイさんが「選択肢を削ぎ落とす必要はなくて、自然に剥がれ落ちていく」といった話をしているのを見て、まさにそれだ、と深く共感しました。人生そういうものなんだな。まだまだ未熟でしたね。

 

最近は相変わらず死ぬことについてよく考えます。自分がいなくなった世界はどうなんだろうとか。子どもは上手くやっていけるのかとか。まあ上手くやっていけるように育てないといけないのですが。

歳を重ねるということに対しても、「時間は有限であり、不可逆的なものである」という現実を突きつけられるようで怖くもあります。もう30歳の自分にも20代の自分にも戻れないんだなと思うと、時の流れとは本当に一方通行であるのだなと思わされます。

今は、死にたくないなあ、とただそれだけを思います。死ぬのが怖い。そういう時期なのかもしれないな。子どもが産まれて初めて、自分の人生には限りがあることを体感したような気がします。

終わりが来るのがとても怖いし嫌だなあと。でもそれはみんな平等だからね、しかたない。いつかこの怖さに打ち勝てる日が来るのだろうか。

しかし、裏を返せば、それだけ今過ごしている毎日が楽しくて充実しているということでもあるのかな。失いたくないと強く思う程、自分の人生というものに愛着が湧いているのかもしれない。

そう思うと、失敗だらけだった自分の人生だけど、もしかしたら「間違っていなかったのかもしれない」と思えるようになりました。意外と納得いく良い人生を送れているのかも。

まあこれからも後悔と反省を繰り返しながらではあるでしょうが、死ぬまで全力で生きるぞ!と思う活力が湧いてくるような気がします。

 

31歳の誕生日プレゼントに、親からCDプレーヤーをもらいました。実家では自室のCDコンポでよくCDを聴いていたのですが、実家を出てからはめっきりそんな機会もなく、専らサブスクで音楽を嗜む日々でした。新品のCDプレーヤーで再生した1枚目は『カルぺ・ディエム』でした。Aqua Timezのアルバムの中で私が最も好きなアルバムです。2011年2月にリリースされたもので、ただでさえ「生きるとは 死ぬとは」ということをテーマにしているアルバムなのに、そこに時節柄社会的な意味も加わって、とにかく思春期の私の死生観を揺さぶったアルバムでした。15年経った今でも、本当に大事な曲たちで、そんな音楽に出会える人生で良かったなあと嬉しく思います。今年はこのプレーヤーでたくさん音楽を聴いていきたい。

 

そして弟たちから、パックやボディスクラブ、クリームなどの素敵な贈り物を頂きとても嬉しかったのですが、「31歳は美容を頑張ってください」という超絶余計な一言まで頂戴してしまいました。頑張ってるっての。週一でパックしてます。足りない?そうだよねすんません。ということで今年は頑張りたいと思います。興味がないわけじゃないんだ、時間がないんだ…。…言い訳せずに頑張ります。

ちなみにこの弟はつい最近結婚しました。大人になったなあ。お幸せに。

 

昨日、子どもと夫からはトルコキキョウの花をもらいました。去年までは誕生日がなんなのかもあんまり分かっていなかった子どもが「ママお誕生日おめでとう!(子の名前)からプレゼントだよお!」と言ってくれました。最高すぎるぜ!

紫のトルコキキョウは「希望」という花言葉があるそう。君の存在が私の希望なんだが!

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31歳も心身ともに健康第一で、頑張りたいと思います。

 

 

歴史は終わり、始まり、繰り返す 〜『Pokémon LEGENDS Z-A』備忘録〜

こんばんは。『Sounds Good!!』管理人の真珠丸です。

 

最近ハマっているものの話をしたい。

『Pokémon LEGENDS Z-A』というゲームの話です。今年10/16に発売されたポケモンシリーズの最新作。

LEGENDSシリーズは、ヒスイ地方(今のシンオウ地方)を舞台にした『アルセウス』に続き2作目で、このシリーズは従来のポケモンシリーズと違ってアクション要素に重点が置かれており、より臨場感のあるバトルが楽しめ……

みたいな説明はまあ置いておいて。

今作の説明だけを端的にすると、カロス地方ミアレシティというひとつの街(現実でいうとフランスのパリが舞台)に観光客として降り立った主人公が、ミアレシティで起きるいろんな事件に巻き込まれていく、という話です。ちなみにカロス地方というのは旧作XYの舞台で、その5年後の話が今作となっております。フラダリを中心としたフレア団が優生思想、選民思想を掲げて「フレア団以外の人間を抹殺する」というとんでもない計画を企て、それが当時の主人公らによって阻止された、あれから5年後です。

 

とりあえずストーリーを全部クリアした感想。

めちゃくちゃ面白かった。ポケモン、最新作がちゃんと「1番面白い」のすごすぎる。

 

以下、堂々とネタバレするので、不快な方はクリアしてからまたお越しくださいませ。発売されて2か月くらい経つし追加のDLCも来週くるので、どうかご容赦を。

 

 

 

 

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ワンクッション置くために私の旅パでも置いときます。

 

 

 

 

 

まず、SV(スカーレット・バイオレット)の時も思ったんですが、最近のポケモン、ストーリーが面白い。正直、ポケモンにストーリー要素ってあんまり求めていなくて、イケてるポケモンとなんかいい感じのキャラがいればそれで成立していたというか、かつてはそんな感じだった、個人的には。ストーリーとしては、悪党が出てきます、そいつらを倒します、ジム制覇して殿堂入りします、おしまい、みたいな。バージョンによって付加要素はあれどある程度決まったテンプレで話が進んでいたのが、Switchに入った頃、つまり剣盾(ソード・シールド)のあたりから風向きが変わってきた感があった。

SVはその真骨頂ともいえる形だったなと思う。「青春」をテーマにパルデア地方を行き来するその自由度の高い冒険、個性的なたくさんのキャラクター、そして何より、「悪」のないストーリー。このストーリーの面白さがSVの1番の特徴だったんじゃないかと思っています。

いや、これはもう、文句なしで1番面白かった。ハッサク先生とかいう私がめっっっちゃくちゃ好きそうなタイプのキャラもいて案の定どハマりしたし。

これは完全なる余談ですが、私が今までポケモンでどハマりしたキャラには共通する特徴があり、簡単にまとめると「余裕のある強キャラの素敵なおじ様」なんですけど。まあこの話は後で効いてきます。多分ね。

 

 

そんで、ZAの話をしよう。

ZA、テーマは「共生」である。めちゃくちゃネタバレだけど、最後にFことフラダリが全部代弁してくれる。

まずZAはカロス地方ということで、ポケモンバトル的一番の目玉は「メガシンカ」。

メガシンカというのは、対象ポケモンにメガストーンという持ち物を持たせると、自分の持つキーストーン(主人公はバングルだが、人によってペンダントだったりバッジだったり指輪だったりする)と反応して一定時間ポケモンが特殊強化されるという仕様。これは人間とポケモンの絆によって引き起こされるものだそう。

そしてポケモンとの共生という点で言うと、街の至る所にホロで区切られた「ワイルドゾーン」というものがあり、これが従来でいう「101番道路」みたいな、野生のポケモンを捕まえる為の場所となる。街の中に野生のポケモンがいるのである。その共生方法については人によって賛否両論、いろんな考えがあるらしいが、それはさておき、要は、街の中にトレーナーが持つポケモンも野生のポケモンも共存しているということになる。

そして人と人の共生。正直これが一番難しいと思うのだが、これがねえ…本当に描写が上手だった。ここからはいろんな人間キャラの話をしますね。

ミアレシティには本当にいろんな人がいるんですよ。まず主人公が初めに出会い、活動を共にするMZ団の面々。 それぞれいろんな夢や思いを持ってミアレにやって来ました。AZさんが経営しているホテルZで生活するのですが、AZさんにもいろんな秘密があり。

主人公はバトルの腕を買われて、ZAロワイヤルというものに参加し、一番上のAランク、最強のメガシンカ使いを目指すことになりますが、そこで出会う面々はもうカオスの極みで。(このあたりの仕組みは従来のジム巡り&四天王的な感じ)

ロワイヤルのランクアップ戦で戦う相手、通称上位ランカーには必ず補佐役がいるんですが、その人らも含めて、交流することになります。でね、私「主人公を介さない、キャラ同士の関係性」ってものがめちゃくちゃ好物でして。この上位ランカーと補佐役の関係性がめちゃくちゃ良いんですよね。タイプで言うと、上位ランカーのタイプを補佐役が無効化する関係性が基本。多分そういう構成にすることで上位ランカーをより「強者」として描いているのかな、という。そしてね、この2者の間にはあるんですよね、いろんな形の絆、いや、愛と言ってもいいかもしれない、そういう絆が。ありがとうございますマジで。そういうの大好き、一番好き。

すみません、話を続けましょう。

炎上系配信者のカナリィ(でんき)、それを見守るおじいちゃんのタラゴン(じめん)。これはもう紛うことなき家族愛でしょうね、カナリィが最後おじいちゃんの心配しててそれが涙腺にきた。

ジャスティスの会という、「ワイルドゾーン撤廃」を掲げる急進政党的な団体の始祖、シロー(かくとう)、その妹のムク(ゴースト)。ムクは、話聞かない馬鹿力の兄に辟易としている部分はありながらも、やはり最後の部分では兄に「自分に任せて、先に行け」と言う部分があってね…美しき兄妹愛…。

街の汚れ役を買って出る反社会的組織っぽく見える団体サビ組のボス、カラスバ(どく)と組織のNo.2、ジプソ(はがね)。ジプソはカラスバに対し「心酔と忠誠」という感情を持ち、カラスバは「頼れる右腕」(カラスバは眼鏡を上げるとか髪をかき上げるといった基本動作が左利きなのも効いてる)として今ではジプソを信頼しています。このサビ組というやつら、多分公式お気に入りキャラ(カラスバが超優遇されている、気がする)で情報供給がやたらめったら多い。

ミアレソシアルバトルクラブ、通称MSBCのお嬢様、バトルジャンキーなユカリ様(フェアリー)とそのメイドのハルジオ(ドラゴン)。ここは相性関係が逆転しており、ユカリが120%ハルジオを支配しているのだが、これはもう「主従関係」と「束縛」というとち狂った愛情で繋がれている。

この後にグリとグリーズという覆面キャラが出てくるのだが、ここもかなり闇が深い。彼らはフレア団の2世として「灰色の青春」を送った人間たち。フラダリのせいで名前を名乗ることが許されない日々を送る彼らは、人生を取り戻すため、「アンジュ」を起動すべく最高のメガシンカ使いを目指しているのでした。という感じなのだが、この2人は関係性こそ明示されていないものの、痛みを分け合って生きてきた、お互いを必要とし合う「同士」なのだと思った。

あまりにも個性的が過ぎるので長くなってしまったが、こんなハチャメチャな大人たちが次から次へと出てくる。しかもこの大人たち、結構重たい感情を主人公に向けてくるのである。特に後半3人がね。SVで出てきた素敵な大人も爽やかな青春も、ここにはない。バカでかく激重い感情渦巻くマッドシティである。

そんな、置かれた立場も生い立ちも考え方も全然違う人間たちが、最後の最後に主人公たちMZ団と結託する。

MZ団は度々「作戦会議」なるものを開いているのだが、最後の「アンジュの暴走」のところでは、この上位ランカーたちも交えて皆で会議する。この会議ではカラスバが「説明よりも状況把握が先」みたいなことを言うのからも察する通り、恐らく全員何がどうしてこうなったかということは正確には把握できていない。ただ、自分にとって大切な「ミアレという街を守りたい」そのひとつの思いだけで、全員が力を合わせるのである。

この後に待つのは、暴走メガシンカしたポケモンを相手に、上位ランカーたちと共闘するという神ストーリー。ここでも余談だが、私はよくアニメの最終回とかにあるあの演出、「過去に戦ったキャラが次々と走馬灯のように登場する」やつが本当に本当に大好きなので、もうここの演出を見てしまってからはゲーフリに足を向けて寝ることが許されなくなった。本当にありがたい。ありがたすぎる演出。

アンジュの暴走を止めるところで本編は終わるのだが、私はその後のスタッフクレジットでボロ泣きした。皆で協力し合って街の復興を支える映像が流れるのである。「共生」って簡単な言葉だけど本当に難しい。リアルでもSNSでもあっちこっちで潰し合いが散見される現代において、かなりタイムリーなテーマだと思う。自分と違う人と一緒に生きていくことって難しい、でも素晴らしい。結構社会に切り込んでるなあという印象を持った。

ボロ泣きと言えば、本編後も話は続くのだが、そのクライマックスのひとつであるフラダリ戦、そしてジガルデとのバトルの後のフラダリの話でも画面が見えなくなる程泣いた。

フラダリはこんな話をした。

「(5年前の)私のやり方は間違っていた」

「ものを与えるのではなく、それを得る方法を教えるべきだった」

情緒、ハチャメチャである。

1つ目の言葉はグリへの謝罪。2つ目の言葉はカラスバへの肯定。(カラスバは身寄りのない子どもの頃、恩人であるフラダリからの援助を受け、それを元手にして商売をしていた。)そう受けとった。

今作どう頑張っても救えないキャラだと思っていた2人への救済の言葉。いや本人に言ってくれよと思うが、これが聞けただけでもう良かったとすら思った。主人公特権である。

 

ただね…カラスバは確かに奇跡的に賢かったから、フラダリが教えを施さなくてもその仕組みに気付いたんですよね、でもその結果がサビ組という反社会的組織なんですよね。ねえ、どうすればカラスバは、日向を歩ける人生を送れたんですか?

グリはフレア団2世として生まれてしまった以上、もう「普通の人生」を送ることは許されないんですか?

この2人、どうすれば良かった?を突き詰めていくと、「生まれた」ところで既にもう…という結論に至ってしまって本当に救いようがない。なんでひとつの作品にこのタイプが2人もいるんだ。そしてまた、グリは「自分の人生が『間違い』であったとしても絶対に『正解』にしてやる」という強い意志がある(あった)のに対し、カラスバの方は「自分には『間違い』の道しか与えられていない」という諦め半分で生きているというのがとってもしんどい。網羅するな、このタイプのキャラを。

これが多分名前にも表れていて、闇に染まった「カラスバ」(黒)、清廉潔白な「シロー」(白)、どちらにもなりきれなかった「グリ」(灰色)というところだろうか。どうやったらこんなしんどい設定が思いつくんですか?すごいよね。(キャラの設定なんてしんどければしんどい程いいですからね)

 

ついでに言うと、カラスバとグリはフラダリを中心として、対極に位置する存在だと思う。カラスバは「フラダリのおかげで今がある」、グリは「フラダリのせいで今こうなった」という感情を抱えている。だからね、その2人に言及するような言い回しをしているのは、やっぱり彼らにとっての救済だったのかなと考えてしまうわけです。

 

キャラクターがよく作られてるよな…と感心してしまいます。人間キャラね。

今作は特に、出てくる人全員「一長一短」だと思っていて、それぞれいい所もあれば悪い所もあるという描かれ方が本当に緻密にされているなと思います。私は中盤くらいまで、「今作推しは一択だろ」と思っていたのですが、終わった頃にはもう全員大好きで、ただならぬ愛着が湧いてしまった。なんなら画面の向こう側だってのに、「出会えて良かったありがとう」という気持ちになった。

 

そろそろ私の推しの話でもするか。

今作はやっぱりどう足掻いてもカラスバに傾かざるを得なかった。無理だった。すんません。公式の思う壷。悔しいマジで。7月に先行公開された時、めちゃくちゃ話題になってたけど、個人的には正直何とも思っていなかったんです。本当です。私は先述した通り、「余裕のある強キャラの素敵なおじ様」が好きなので、「顔の良いお兄さんお姉さん枠」には微塵も興味がない。カラスバの持つ属性、関西弁、小柄、色白、どく使い、反社、眼鏡。1個も特段刺さるものはない。そうなんですよ、そりゃそう、このキャラの本質、そこ(飾りの部分)じゃなかったんですわ……。

カラスバ、ストーリーでのファーストインプレッションは本当に最悪で(最高でもある)、サビ組から金を借りたガイ/タウニーがいつまでも返さず利子が膨らむので何とかしろと脅しをかけタダ働きを強要してくるんですよね。これも割と意見分かれているっぽいが、ミアレを裏から守る組織サビ組として、ホテルZとMZ団が怪しい(急に活動を始めたので)と目を付けたから高利貸しをふっかけて接触を図ったってところでしょうねえ、名義はミアレのためという善意であれ、手段は選ばないのがサビ組のやり方なので。

カラスバはかなりお喋りで(ただどこまで本心かは図りきれない)、結構自己開示もしてくれます。フラダリのことも教えてくれる。ランクアップ戦の前に共闘もさせてくれる神仕様。

ミッションの内容に細かく触れ出すとキリないので適当に流しますが、カラスバとのイベントのテーマには多分「正義と優しさ」みたいなのがあると思いますね。初めに会った時は「オレは『優しい』から譲歩してやっている」と言うが、共闘の前で主人公が「優しい」と言うと「こんな仕事してて優しいはないやろ」と否定してくる。天邪鬼なやつである。そして彼とのストーリーの中にはやたら「正義」という言葉が出てくる。「オレかて自分のこと正義とは思てへん」のに、最後の共闘では主人公のことを「正義の味方」と呼ぶ。その正義の味方と一緒に戦ってくれる、あなただってここでは正義の味方だろと思うのだが、多分ここがまたもやしんどいポイントであり。

カラスバは幼い頃から身寄りがなく、相棒のフシデと逃げ回って、ルールギリギリのところでフラダリから貰った資金を元手に商売をしてひとりで生きてきた。そして悪ガキを束ねていたジプソがカラスバの才能に惚れ込んでサビ組のボスになってくれと頼み込んだという設定がある。これ、全部公式からの情報。しかもカラスバは何も言わないのに、側近のジプソがペラペラと喋ってくれる。グッジョブ、ジプソ!!でも多分カラスバの人生が狂ったのはジプソのせいでもある。これが難しくて、ジプソのせいで狂ったとも言えるが、ジプソがカラスバを必要としてくれたから人生が「始まった」とも言えてしまう。

カラスバはフラダリのことを恩人としているのだが、それとは別に、フラダリが犯した5年前の罪に関しては明確に否定している描写がある。フラダリが掲げたのは選民思想であり、「フレア団以外の人間を消す」、つまり身寄りのない子どもだったカラスバ自身は、フラダリから「不要な人間判定」をされていたことになり、ますます救いようがない。多分そこでも歯車が狂った。唯一尊敬していた人間からの裏切りで、本格的に誰からも必要とされなくなった。フラダリはカラスバにとって「お天道様」だったが、太陽を失ったら闇で生きていくことしかできない。そこである意味「絶望」して割り切って、矜恃も憧れも全部捨てて街の「汚れ役」として生きていくと決めたのではないか。そうすれば「人から必要とされない」理由になるから。

どう頑張っても日向の道を歩けないと自分の人生に半分諦めの気持ちを滲ませるような発言も多いカラスバだが、多分、誰よりも「正義」に執着している。そして誰よりも誰かから必要とされたいと思っている。そういう気持ちにいつもは蓋をしてるんだろうが、それがだだ漏れな感じがものすごく人間味があって面白い。諦めと憧れが共存して葛藤してて、本当に本当に最高。

だから主人公にめちゃくちゃ重い感情を向けているんじゃないか。主人公にはフラダリと同じ視線を注いでいる。期待と羨望の眼差しを。颯爽とミアレに現れ、あれよあれよと力をつけて、きっとこれからミアレを救ってくれるであろう、太陽。それがカラスバから見た主人公の姿であり、それこそが彼が理想としていた正義のヒーローだからね。

あの時は裏切られた、フラダリに恩を返すことはできなかった、本当は自分だって「正義」でありたかった。その道を選ぶことは自分には許されない。でも、もしかしたら、次があれば。そういう気持ちもずっと持ってきたんじゃないか。

だから、あの場(式場と言っている人がたくさんいたが、あれは何なんですかね)で「正義の味方」と共闘し協力してミアレを救うことができた、その一点だけで、明日からはいつも通り日陰者として生きていかなくてはいけなくても、これからずっとあの一瞬を思い出して彼は生きていけるんじゃないか、なんて思ってしまいました。

ついでに主人公に対して最終的にはマジでマジで重い感情、というか、結局主人公のこと大好きになっちゃう、みたいな描写がある。ユカリトーナメントで、だーれも興味示してないのに、1人だけガチで主人公を応援してくれる。さらにバトルで勝つと「負けてもおもろい」みたいなことを言い出す始末。無自覚人たらし。マジで毒。

これは、置かれた状況に天と地程の差がある主人公と自分だけど、ポケモンバトルの時だけは対等でいられるからという思いなんだろうなと感じた。多分バトルを通して自分の憧れの人間とフラットな立場になれた時、自分のろくでもない人生も理想に近づいてマシになったように思えるから、だから勝ち負け関係なく主人公とのバトルが楽しいんだろうな。

裏稼業という設定的に、ずっとずっと利害関係や上下関係、損得での人間関係しか築くことができなかった人間で、本当に誰からも愛されてこなかった描写が随所に出てくるんですよね。対人間よりも対ポケモンの場合に素を出せるタイプの人間。(それはそれでめちゃくちゃ美味しい設定。ペンドラーとの絆が熱くて、ペンドラーにしか見せない表情絶対あるじゃん、と思う。)

だから、そういうのが一切ない主人公との関係性を純粋に楽しんでいるのかなと。

誰にも愛されなかった描写っていうのは、会話の中でかなり自分に言い聞かせてるんだろうなという言い方をすることが多いところからの推察です。「オレのペンドラー、ごっつ強いやろ」とか、私が1番やられたのは「オレ、意外と達筆やろ」だったんだけど、人生の中で、真に誰かから褒められたことがなかったんだろうなと想像できてしまう訳ですよ。

そしてね、多分カラスバ自身は、理想のミアレシティが実現したその日には「サビ組という組織がいらなくなる」ということを誰よりも1番よく理解している。「汚れ役が必要」ってことを言い聞かせている。そこ否定してしまうと自分の存在まで否定することになるので。

自己暗示をかけて生きていくしかなかった。本来ボスとして、というかもはや人間としてあるべき自信とか自己肯定感みたいなものがないんだけど、そうやって自己暗示かけて頑張って、自分で自分が必要だと言い聞かせて生きていくしかなかった。そういうことじゃないですかね。

だから物凄い自己矛盾みたいなのを抱えているように見える。「理想としては要らない組織」で「1番必要な存在」なのだから。纏う雰囲気の中にかなり後ろ向きというか頽廃的な部分を感じるのは、アウトローであることだけではなく多分そういう自己矛盾を抱えているところに起因してるのかなと思ったりしている。

 

ちょっとまた別軸の話なんですが、カラスバはある種マチエールの対極の存在でもあると思っていて。

マチエールは所謂「ストリートチルドレン」で、読み書きも出来ないギャングのボスとしてXYでは描かれていました。それが、シリーズお馴染みのハンサムという探偵に拾われて、ZAでは立派に所長として探偵業をやり、市民の皆様の生活のお手伝いをしています。

多分話を聞く限り、カラスバもストリートチルドレンの1人だと思うんですが、彼は非常に頭が良いんですよねえ。会話の中では結構難しい言葉が出てくるし、事務所にもいっぱい本がある、商才もバトルの才能もある、かなり努力できる部類の人間。会議ではかなり核心ついた発言が目立つし立ち回りも上手い。先程キャラには「一長一短」と書きましたが、カラスバに関しては「サビ組というよろしくない組織に属す」以外に大きな欠点ってないんじゃないかとずっと思っております。肩書を外したら、優しくて熱くて頼りになるお兄さん、という印象。だからこそ、マチエールとの対比が際立つのですよ。置かれた環境やまわりの仲間、手を差し伸べてくれる人や支援の形がほんの少し違えば、カラスバもマチエールのように、街を「正しいやり方」で守ることができたのかな。どれかひとつでも、少しでも歯車の形が違えば、全然違う人生を送ることができたのかもしれない。リアルだなあと思いますね。

 

サビ組に関して、やっぱり触れずに終わることはできないのがサブミッション101。これはサビ組の下っ端(はがね使い)と勝負して勝つと、カラスバとジプソの秘密を教えてもらえるというイベントです。「カラスバの毒は相手を魅了するが、自分自身も侵しかねない毒」「ジプソはその毒に染まらないようにはがねポケモンを見る」という話なのですが、なんじゃこれという感じですよね。

これ、最初聞いた時は、サビ組のボスとしてカラスバが暴走しないよう、ジプソが冷静を保つという意味だと思いました。これは初見の勝手な印象ですが、カラスバとグリはストッパーがいなければ「第2のF(フラダリ)」となる可能性がありそうだなと。そういう危うさがあるんじゃないかという話で、多分これは正しいんですよね。サビ組が裏で何やってるのかは知らないけれど、見た感じカラスバのワンマン経営ではありそうで、そうすると彼の采配ひとつで組織自体がどうにでも転がってしまう。仮にカラスバが本当に闇に転落してあらぬ方向に権力を行使し始めたとして、最悪、ジプソは小柄なカラスバを力ずくで(息の根を)止めることができる。

いろいろ考えているうちに、これには別パターンもあるのではないかと思ったのでその話をしましょう。なぜそう思ったかというとですね、そうは言っても、カラスバって意外と冷静沈着なタイプだし、意外と周りを見ているので、そんなに簡単に下手を打つとは思えないから。自分と仲間にとって唯一の居場所を自力で作り上げておいて、そんな馬鹿なことはしなくない?という勘です。

カラスバの抱える自己矛盾、これは結構微妙なバランスで成り立っているもので、何かの拍子に崩れた時、その矛先は周りではなく自分に向かってしまうのでは。自分で自分の首を絞めるという表現が一番近いかもしれない。これもただの推察です。仮に暴走するとして、それが周りに向かうのではなく、自分の内面に向いてしまうんじゃないかという。

というのも、前に書いた通り、自己暗示かけて自分を追い詰めて頑張る、やたら責任感強いタイプなんですよね。サビ組の「お天道様」発言の時も「オレがもっとがんばらなあかん」みたいなことずっと言ってた気がして。これ、頑張りすぎた結果、心が壊れるor全部やり切って(ミアレからサビ組が要らなくなって)自己否定、の2択になっちゃいません?彼の理想に則ると、最終的には「一番要らないのは自分自身」というところに帰結してしまうのではないかという気がしたのです。この先の話はだいぶあれなので追記に書いときます。

 

まあでも、そんなカラスバさんも、最後ちゃんと「生きる意味」見つけられて良かったよね。それが世間から見て良いか悪いかは置いておいて、こんな生い立ちで生きる意味見つけられただけ立派だよ、と思いました。一応セーフティネットとして機能しているんですよね、サビ組。ちゃんと「与えるもの」としてね。やっぱりカラスバが持つ善性の部分は、フラダリからもらったものなんでしょうね、そういう意味でもやはり「一長一短」なんだよなあ。

追加コンテンツに期待。なんかサビ組の事務所、公民館って呼ばれてて、動画見たらマジで公民館だった。

 

あ、あと、ユカリ様とカラスバが仲悪い設定、めっっっちゃくちゃ大好きです、最高。仲悪いっていうかカラスバが苦手意識持ってるだけだけど。でも、これ、ユカリトーナメントの時は「こいつ話通じないから苦手」のニュアンスだったのに、クリア後サビ組で話しかけた時のコメントから察するに「主人公を取られたら嫌だから」と思ってそうなのが良い。可愛いねカラスバさん。

 

…長くなりすぎたのでこの辺にしておこう。

追加コンテンツまであと5日。楽しみすぎる。本当に毎日やっています。飽きずに。

ずっと見てみたかったんですよね、ポケモンの街のリアルな姿を。本編ではどうしたってたくさんの街を巡らないといけないから、実現は難しいのはわかっていました。ひとつの街でいいから、徹底的に細部までこだわって作ってほしいと実はずっと思っていた。それが叶ったという意味でも、ZAというゲームに出会えて本当に良かった。

最高だった!と思ったからには、徹底的に遊びつくし考察しつくすのが礼儀ってもんでしょという信念から、こんな怪文書を作り上げてしまいました。ポケモンのおかげで毎日楽しいし、命を救われている。大げさではなく、本当に。

こんなに面白いゲームと出会わせてくれて、本当にありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

(追記)

これは完全に私がただ好きな部類の話というだけなのですが、仮にミアレシティからサビ組が要らなくなったとして、どうするんだろうね、というのはずっと引っかかっています。カラスバはジプソ含め組員たちを全員ミアレできちんと再就職させた上で自分だけが責任を負う形でサビ組を解散させそうじゃないですか。知らんけど。

一度自分の居場所を作った後に失うことになるのって、居場所がないまま生きるよりも辛くないですか?それとも逆にしがらみから解放されてどこにでも行けるみたいな気持ちになるのだろうか。全然わからん。

ミアレシティも理想通り綺麗な街になったし良かった。あと一歩やな。」みたいなこと言い出して毒呷って死ぬみたいなルートもありそうじゃないですか。ジプソが恐れている事態ってこういうことの可能性はないでしょうか。自分自身を「侵す毒」ってこういう…と思ったのですが、だいぶ飛躍している(私が好きな展開ともいう)かもしれないので追記として書いておきます。

 

(追記2)

私はポケモンに関しては一切ネタバレを気にしない人間なので、プレイしている人が毒沼に引きずり込まれていく様を暢気に眺めていました。まさか、あの発言もこの発言も公式がやっていたものとは露知らず。なんか主人公に大きい感情ぶつけてくるらしいし面白そうと思っていたところ、返り討ちにされて負けた気分。

個人的に一番最初に、あ、これはまずいかもと思ったのは、散々勝手に自己開示した後の「言うたら利子……めっちゃ増やすで。」でした。早い。あまりにも陥落が早すぎる。

で、その後これはダメですと思ったのは、さっきも挙げた「書いたで。オレ、意外と達筆やろ。」でした。本当に誰からも愛されてこなかったんだなと一発でわかるパンチライン

私はチコリータを選んだので、どくタイプ相手が本当にきつく、キャラとしては大好きであるものの、相手はしたくないタイプですねえ。手持ちのバランスがとても良い。どく使いなのに状態異常系に寄らない、攻守異常を全部使いこなすオールラウンダーという感じです。手持ちポケモンは幼い頃からの相棒のフシデペンドラー)を除いて、その辺で手に入れられるポケモンを進化させているというところも、キャラの生い立ちとの親和性があってすごく良い。フシデ以外全部ワイルドゾーン外にいますよね多分。

スボミーはなつき進化。言わんとしていることがわかりますかね。

そしてやっぱりギャラドスダストダスね、フラダリを継承するもの、ですね。

どくタイプと親和性があるあくタイプを使わないところも地味にポイントが高めなのと、自滅技を使わないところに彼なりの信念があるんだろうなという印象です。ポケモン大好きなんだろうなというのがよくわかる。結局そういうキャラが一番良い。ポケモンというゲームにおいて、一番魅力的なキャラは、「自分のポケモンを愛しているキャラ」です。そういう点でいうと、今作は全員そういうタイプだったので幸せでしたね。

 

 

(追記3)

キャラにどハマりしてしまうと二次創作も見に行ってしまうタイプの人間なのですが、カラスバさんは持ち前のお喋り上手さでギャグ路線でも楽しめるし、主人公に対してバカデカ感情抱いてるからそっち路線でも面白い、めちゃくちゃ美味しいキャラですね…旬のジャンルって考えられないくらい供給多くてお祭りみたいだなあと思っております。

そこで話題になってた、イメソン(イメージソング)という話。カラスバから主人公への感情、『Pretender』(Official髭男dism)か『IRIS OUT』(米津玄師)かというのを見かけて、めちゃくちゃ笑ってしまいました。どっちも良。

正直カラスバから主人公に対する気持ちにぴったりな曲がパッと思いつかなかったのですが。(原作での心境の変化を恋心に結びつけるのはなんだかもったいない気がする、でも二次創作としてはそういうのを見たいという我儘な葛藤ですが)(逆に主人公からカラスバに対しては椎名林檎の『カプチーノ』であれ…主人公なんだから私の感情を投影させてくれ…)

カラスバ単体では[Alexandros]とかELLEGARDENがめちゃくちゃ合うなーと思っております。ちょっと尖った毒々しいサウンドの曲がぴったりな反面、『明日、また』([Alexandros])がまさにアンジュ暴走あたりの心境と合って、彼のテーマソングですね、私の中では。多分全歌詞刺さるので、カラスバさん推しの方は是非聴いてみて頂きたい。あと『Beast』も良い。いい感じに治安が悪くて、路地裏っぽい仄暗さがあるので、闇の部分にマッチしてる。

エルレは『Salamander』かなあと思っております。何も持たない人間の凶暴性みたいなところがまさに。やっぱりダークヒーローなんだよなあカラスバさんは。好き。

 

Imperfect

こんばんは!『Sounds Good!!』管理人の真珠丸です。

 

暑かったり寒かったり晴れたり雨だったり、安定しない空模様。早く夏よ来いと強く願う毎日です。

 

30歳になろうとしております。まあ30になったとて、大きく変わることもなく、日常を過ごすのみです。

とはいえ何か記憶に残るものをと思い、先日ピアスを開けてきました。決意が揺らがぬよう、予め付けたいピアス(そこそこ値がする)を買って、開けざるを得ない状況を作って、開けました。だいぶ落ち着いてきており、早くそのピアスをしたいなーとわくわくしております。カメさんのペリドットのピアス。子どもの誕生石で作られたアクセサリー。

 

ペリドットの石言葉は「夫婦愛」「平和」「幸福」「希望」らしいのですが、結婚記念日に産まれてきてくれた子どもにはぴったりの宝石だなあと常々思っています。あと数か月で3歳になる子どもはすくすくと驚くべき速度で成長していき、今や立派に会話が成立するようにまでなりました。

 

どこかで「子どもが産まれると人生の意味とか生きることとか死ぬことについて考えることがなくなる」という意見を目にしました。目の前の子どもを生かしておくことに精一杯で、時間的な余裕がないからという意味かと思います。

確かにそういう人もいるかもしれないなと思う一方で、自分はそうではなかったな、というのが正直なところです。 ふとした時に、「この子は私が死んだ後の未来を生きるんだろうな」と考えることが増えました。こんな小さい子がちゃんと生きていけるんだろうかとか、この子がしっかり大人になるまで死ねないな…とか。

それと同時に、自分の家族のことも考えるようになりました。昨年祖父が亡くなってからは特にです。いつか両親や祖父母と会えなくなる日が来るということ。その時自分はどんな気持ちになるのだろうか。ちゃんと生きていけるのだろうか。生きていかないとダメだよなあ。

去年も書いた気がするけれど、やっぱり『アポトーシス』ってすごい曲だったなあと思いました。30歳を前に多分藤原さんと同じようなことを考えている気がします。人生の残り時間に目を向けることが格段に増えました。

 

最近初めて健康診断に引っかかりました。大ショックを受けたのですが、大ショックを受けたということは、それだけまだ自分は健康に生きたいと思っていたんだなあということでもあります。

これを機に運動を習慣にしていかないとと思っています。とりあえず肩周りのストレッチから始めたら、意外とすぐに効果を実感。ただ体重計に乗ると絶望。まあ、29年間かけて成長してきたわけだし、そんな数週間で目に見える効果が出るとも思えないので、コツコツ頑張ります。

 

4月で社会人になって8年目となりました。休職したり産休育休をとったりしているので、実質6年目くらいのポンコツなのですが…。

特にポンコツだと思うのが、トークスキルです。仕事柄、営業などではなく、テレワークが中心なので、本当に人と話す機会がない。家でも子どもや家族としか話さないので、とにかく「外向け」に話すスキルが皆無どころの騒ぎではないのです。先日ご近所の方に花壇を褒めて頂き、「これだけ咲いてたらたくさん種採れるね」と言われたのですが、なぜか上手い返しが思いつかず、「種採れるんですか?」「たくさん増えますね」とかいう、小学生の理科からやり直した方が良いような返答をしてしまい後で大反省しました。

30にもなるのに、ろくな会話もできないのはさすがに良くない。というか、自分がそんなのもう嫌だと思うようになったので、話す練習を始めました。

自分の好きなものを好きなように語る場所。この『Sounds Good!!』もそういう場なのですが、もうひとつそういう場所を作ることにしました。『四畳半拡大計画』というラジオをひとりでやっております。stand.fmで毎週金曜日18時にこっそり配信しています。(先週は子どもが体調不良で更新できなかったけど…)

完全に見切り発車で始めたのでBGMとかが本当に適当ですが、これから少しずつ頑張る所存です。とりあえず始めることが大事だ。やってみてから考える精神です。

元々ラジオが大好きなので、こうやって勝手にパーソナリティになれちゃう時代、なんて最高なんだ…と思っています。ヤーレンズみたいにフリートークの達人になりたいよ私は…。これもコツコツ毎週頑張ります。

四畳半拡大計画 | stand.fm

 

もしあなたの好きなことを話してみたいと思ったら、stand.fmからレター送れるので遠慮なくどうぞ。気まぐれですが採用させて頂くかも。好きの程度は問いません。何十年のファンです、でも、昨日テレビで見て気になってる、でも何でもOK。

 

 

好きなものを好きなように語る場所。私は嫌いなものや否定や悪口ではなく、どうせなら楽しいことや好きなものの話で盛り上がりたいと常に思っています。

ラジオでも話したことがあるのですが、高校生の頃、自分の大好きなバンドを「誰が聞くのそんな古い曲」と否定されたことがありました。当時周りの友達が好んでいるのはジャニーズかEXILEかKーPOPかアニソン、みたいな感じで、ただでさえ音楽的な好みに関しては疎外感があったので、その一言はとてもショックでした。もう自分の好きなものについて、友達に語るのはやめようと決めました。

でも、大学生になって、自分がバンドの音楽を演奏したり、ライブに行ったりするようになって、やっぱり自分の好きなことを誰かに話したいと思うようになりました。そこで始めたのがブログという媒体。自分は話すことが下手だという自覚は物心ついた時からありましたが、文章を書くことはとても好きだったので、そんな自分にぴったりでした。

自分の好きなものの何が好きなのか、どういうところが良いのかといったことを考えるうちに、自分の好きなものに自信を持てるようになりました。多分、高校生の頃は、どうしても周りの目が気になってしまっていて、ただ好きなものを否定されただけなのに自分が否定されたのだと錯覚していたのだと思います。今なら「あなたがどう思おうが、私が好きなんだから関係ない」と割り切れます。

最近はSNSなどでも、どうしたって否定的な意見や投稿を目にすることが増えました。肯定的な話よりもそういうものの方がバズりやすいから。

自分が好きなものがそういうターゲットになっているとどうしても悲しいし嫌な気持ちになる。そうやって否定しているのは一部の人なのかもしれないけれど、閲覧数やレスポンスの数が多いと、世の中全員に否定されているような気持ちになる。

ある程度の批判は必要なことかもしれないけれど、否定は要らないんですよね、ただその区別がどうしても曖昧になってしまう。

だから、そういうものから解放された、ただ好きなものを好きなように語る場所を作りたいと思いました。自分のために。その方が楽しいからね。嫌いなものや人を貶めるような話をするよりも、自分の好きなことについて考えた方が絶対楽しいから。

 

最近は期間限定再始動したAqua Timezのことを永久に考えております。松戸のライブ、めちゃくちゃ良かった。たくさん泣いて笑って、最高だった。あの時胸を張ってAqua Timezのこと好きだって、いっぱい良い曲あるんだからそんな言い方しないでって言えなくて本当にごめんなさい。ずっと後悔していた。その分今声を大にして言わせてほしい、私はAqua Timezのことがずっとずっと大好き。

 

最近は年齢によるものなのか、「今いるところではなくもっと違う人生を歩んで、もっと綺麗な景色を見たい」とか「もっとすごい人間になりたい」とかそういうことを思わなくなり、代わりに「もうある程度自分という人間が置かれた状況は変わらないのだから、その中でいかに人生を楽しむかが大事だ」と考えるようになりました。中学生の頃から大好きだったこの曲の歌詞が、やっと自分事として理解できるようになった気がします。

 

幸せのあてはないけど どこか遠くへ行きたかった

満たされぬ思いが幾重にも重なり

駆け抜ける 駆け抜けてわかったこと

僕は何処まで行っても 僕でしかないということ

いわゆる一つの諦めにも似た 決意で生きていく

命ある限り

(Perfect World/Aqua Timez)

 

30代。自分がら29年間選んできた道を肯定しながら、好きな人やものを大事に生きていきたいと思います。すべてを完全に、完璧にすることはできないけれど、自分ができる限りのことを後悔なくやっていきたい。答えのない人生を少しでも楽しいものにしていきたい。「どうせいつか終わる旅」なのだから、奇跡的に続いている今を大事にしていきたい。そんな気持ちです。

 

 

(追伸)

人生のこと「どうせいつか終わる旅」と表現してるのすごいな、その通りすぎる。私も今まさに人生のことそういうもんだと思ってる。と深く共感しながら調べたら、BUMPが『HAPPY』を発表したのもそのくらいの年齢(30-31くらい)だったらしく、ありがとう我らが藤原基央…と崇め奉っております。

っていうか待て、『HAPPY』出した時に31?!?!私が初めてBUMPを認知した『R.I.P.』はその前ってこと?今の私と同じくらいの年齢???嘘だろ!?!?本当に天才、この世に存在してくれてありがとう藤原基央、一生ついていきます。

 

2024年のエンタメ備忘録

こんばんは!『Sounds Good!!』管理人の真珠丸です。

気付けば2024年もあと僅か。時間の経過の早さに驚くばかりです。

 

今年はライブや音楽関連のイベントなどに少し足を運ぶことができました。備忘を兼ねてその記録でも。

 

1月にスピッツの武道館公演。意外と初めて、武道館のアリーナ席。HIMITSU STUDIOはステージのセットがとても可愛かった。いちごやスケボーなど何だか心がワクワクするようなモチーフが並んでいた。ライブめちゃくちゃ良かったなあ。円盤化が待たれる。『サンシャイン』良すぎた。私は『未来未来』が好きすぎるくらい好きなので、聴くことができて感無量。スピッツのライブ、ずーっと行きたい。

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スピッツ絡みで言うと、12月に「SPITZ NOW!」にも行った。本当は11月に行く予定だったけど急遽行けなくなり、VRは『オバケのロックバンド』を見ることになった。この展覧会もとても良かった。

個人的には使用機材の展示と楽屋の再現の展示、あと『大好物』のワンカット映像が素晴らしかった。1/15まで。

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今年の大ニュース、Aqua Timez期間限定の再結成。

そんな日が来るとは思いもしなかった。というか、まだ解散したこともあまり受け入れられていなかった。そうか、もう5年も経ってたんだ。

11/8、EX THEATER ROPPONGIのライブに行きました。太志さん、歌上手くなってたような。私は『決意の朝に』でAqua Timezの虜になった。11歳の時から解散するまで、ずーっと聴き続けてきたので、言ってしまえば自分の人生のBGMである。

解散して、もう一度聴く『決意の朝に』。11歳の頃、子どもなりに大変なこと辛いこと、いろいろあって、そんな時に出会った「辛い時辛いと言えたらいいのにな」という歌詞に救われたことを思い出した。

期間限定だから、できるだけたくさんライブに行って、きちんと目に焼き付けておきたい。

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今年は私が愛してやまない、BUMP OF CHICKENもたくさんライブをしてくれた。ホームシック衛星はKアリーナの公演へ。初Kアリーナ、過酷な物販。ライブは本当に最高で、個人的には『arrows』を聴けたのが本当に嬉しかったな。

 

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Sphery Rendezvousベルーナドーム2日目と東京ドーム1日目に行ったので、基本のセトリは全部聴けたことになる。ベルーナドーム、マジで暑かった。『アンサー』でボロボロ涙出てきた。

東京ドーム、これまた最高だった。藤原基央、歌上手い。上手いと形容するのも間違ってるんじゃないかと思うくらい、桁違いに上手い。感動する、毎回。やっと聴けた『飴玉の唄』が本当に本当に良かった。早く映像化してくれ…と今から願っている。

 

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来年は今のところ、Aqua Timezのライブが2本予定として入っております。楽しみ!

行きたいライブは山ほどあるのですが、如何せんまだ子どもが小さいもので。

 

2024年聴いた音楽は、『Iris』を出したこともあり、突出してBUMPばかり聴いていた。髭男のアルバムも良かったな。あとはスキマスイッチクリープハイプのトリビュート版は結構聴いた。

今年はかなりポッドキャストやラジオも聴いていて、こっちはお笑いメイン。欠かさず聞いていたのは月1の「ヤーレンズオールナイトニッポン0」。ヤーレンズが去年のM-1からずっと大好き。今まで特定のコンビに対してこんな感情を抱いたことがなかった。本当に大好きです。ずっと喋っててほしい。

あと「令和ロマンのご様子」、「真空ジェシカのラジオ父ちゃん」はよく聞いた。今年のM-1で大活躍した人達、やっぱり面白い。その他は「霜降り明星オールナイトニッポン」も継続して聞いた。「男性ブランコのおしゃべりマレット」も好き。

横澤夏子の 本日も送り迎え」は育児の話が面白すぎてわかりみがすごすぎてとても良いです。

毛色の違うラジオで言えば、これはもうずっと聞いているのだけど、オモコロラジオから独立した「ラジオ漫画犬」。あとは「佐伯ポインティの生き放題ラジオ!」。話が上手い人、話が面白い人、本当に尊敬する。

 

そんなところかな。来年も音楽いっぱい聞いて、ラジオでたくさん笑って、時々ライブに行きたい。あともう少し本が読めるとなおよし、です。(今年は10冊くらいしか読めなかった。)

 

それではまた来年お会いしましょう。

皆様、良いお年を。

 

 

evergreen

こんばんは!『Sounds Good!!』管理人の真珠丸です。29歳になりました。28歳最後の日、あと私は何回自分の誕生日を迎えることができるんだろうと考えました。平均寿命が80歳くらい?だとしたらあと50回くらいか。明日で29回目。意外と残りの回数って少ないんだなと思い、ということは着実に死に近づいているということでもあると気付いて、あー死にたくないな、死ぬの怖いな、まあでも生き物として生まれた以上、死は平等に必ず訪れるものだし仕方ないな、などと悶々としておりました。

そういや私の大好きなOfficial髭男dismの『アポトーシス』という曲、確か藤原さんが30歳を迎える頃に作られた曲だったなと思い出し、猛烈に共感できると思いました。死への恐怖。死が近づいてくるのに気付く瞬間。諦め。受容。今までそんなに意識したことなんてなかったのにな。

 

最近私の母は、どこかで聞いた「残りの人生の中で今が一番若い(んだから、やりたいことがあるなら今が一番のチャンス!)」という言葉に感銘を受けているそうです。今まで「そりゃそうだろ」としか思わなかったのですが、病気をしたり歳を重ねたり、人生の残りの時間に意識が向くようになると、「その通りだな」と思うようになるのかもしれないですね。母はこれからピアスを開けるそうです。ライブにもたくさん行くようになりました。私もピアス開けようかな。

 

「29歳かーいいねえ若くて!」と言っていたのは私の祖母で、現在82歳。大学卒業、就職、結婚、出産に引越しと、20代で所謂「人生の大きな選択と決断とイベント」をひと通り終えてしまい、勿論それは非常に恵まれ幸せであることだとは理解しながらも、「じゃあこれからの人生はどうなんだろう、そんなに変わり映えのしない日々が続くんだろうか」などという諦めが頭の片隅にあった自分にとって、刺激のある言葉でした。過去ばかり見てしまうけれども、未来の方が広くて明るいんだと思わされました。

まだ若いんだからなんだってできるのではないか。やりたいことがあったら、夢があったら、「もう遅い」と思うには早すぎるのかもしれない。

祖母は「今年の終わりまで生きられるかなあ?」と言っていましたが、是非とも今年の終わりまでと言わず、まだまだ長生きしてほしいです。

 

孔子の『論語』にある「三十而立」という言葉。学び続け、30歳にして自立するという意味で、果たして私は自立できているのだろうかと疑問に思います。経済面、生活面では自立していることは確かなのですが(親元を離れてそこそこ経つので)、精神面ではどうだろうか。

精神面で自立している人ってどんな人なのかと考えると、考え方や生き方に一貫性がある人なのかなと思います。自分にとっての生きるテーマがある人。こういう生き方をしたいという指針が見える人。

じゃあ自分はどんな人間でありたいんだろうと考えた時、これだとすぐに思い浮かびました。

「正しいよりも優しい人」

正しい行動は非常に大切です。ですが、正しさは時に相手を傷つける刃にもなる。正しさと優しさが天秤にかけられていたとして、迷わず優しさを選択できる人間でありたい。そう思います。

 

20代を振り返ると、全てにおいて全力でやってきた分、記憶が曖昧で途切れ途切れな気がしています。10代も必死にやってきたはずなのに、20代の方が記憶に残っていないのは、日々に新鮮味がないからか、単純に忘れたいような苦労が多かったからか。何れにせよ余裕がなかったのは事実です。

19歳の頃は大学生になりたてで相当ハッピーお花畑だったので、「19歳、10代最後の1年、10代を総括するような1年にするぞ!」みたいなことは微塵も思っていなかったでしょう。

「29歳、20代の10年間の集大成!」そんな1年にしよう、と思いかけて、数字に意味なんてないなと思い始めました。十進数に溢れた生活を送っているから何となく30に区切りの良さを見い出せるだけであって、産まれた0歳の頃からずっと地続きの今を生きている。そしてこれからもその毎日が続いていく。今が一番若くてチャンスがあり、これからも未来が広がっているのであれば、今すぐに私は自立した人間になる努力をしたい。そう思いました。優しい人間になりたい。正論を「正論だから」と振りかざす「正義」が蔓延する日常で、その「正義」があたかも全人類共通の意見だと言わんばかりに大きな声で叫ばれる日々で、きちんと大切な人を守り、傷ついた人に手を差し伸べ、「自分と違う」を認められる人間になりたい。

 

もう29歳、いや、まだ29歳。

日々を楽しく明るく過ごせるよう、頑張ります。

 

 

灯火

こんばんは!『Sounds Good!!』管理人の真珠丸です。

 

早いもので12月。しまった、今年も全然更新しないまま終わってしまう!と焦り、悪あがきでこの投稿を書いている次第です。

 

今年は育児に引越しに保活に復職と、去年に引き続きてんこ盛りな1年間でした。

そんな中唯一足を運ぶことのできたBUMPのライブ、be thereのさいたまスーパーアリーナ1日目。最高だったな…。出産を経て本当に久々のライブとなったので、人生で初めてライブに行ったあの日を思い出しました。あの時もBUMPでした。

すごい熱気、人、光に圧倒され、それ以上にBUMPの4人に圧倒されるあの感覚。目の前にいることは現実なんだけど夢みたいで息ができないあの感覚。大学生の頃はしょっちゅういろんなライブに行っていたのでライブ慣れしてしまい、こういう感動を味わったのは久しぶりでした。

「鼓動が星の数ほど混ぜ合って避け合って行き交って 迷路みたいな交差点 大丈夫 渡れるよ」

明日からもまた頑張ろう、頑張って生きていこうって思えました。ありがとうBUMP。そしてホームシック衛星も超楽しみにしております。

 

今年感謝を伝えたいコンテンツはもうひとつあります。ポケモンです。3月頃にバイオレットを始めました。情報解禁から楽しみすぎてその日に予約し、発売日に届いたにも関わらず、忙しすぎて手をつけられていなかったのですが、育児にも慣れてきて少し時間が作れるようになってきたので、息抜き程度に毎日プレイしていました。

めちゃくちゃ面白かった。楽しかった。どんなに大変でもポケモンが日々の楽しみになっていたおかげでまともに生活できていた。

ポケモンと自分が冒険している世界は画面の向こう側なんだけれども、確実に『私の冒険』でもある。これがポケモンの最大の面白さだとずっと思っています。現実にはいないけど、一緒に冒険した仲間たちは自分の傍にいる。初めて自分で買ったサファイアで相棒に選んだミズゴロウも、今回一緒に旅したクワッスも、一目惚れしてナッペ山を駆け回って一生懸命探したセビエも、皆、現実では目に見えないけれども、私の大事な仲間。

そして今作はさらに、登場人物まで私の大事な仲間になる。スカバイの良さ、今までのポケモンになくてスカバイ特有の心温まる感じは、私はここにあるんじゃないかなと思います。ストーリーの良さ、どこから進めてもOKな仕様は確かに新しくて、それらが画面の向こうでの冒険をより一層『私の冒険』にしてくれているんだけども、私はやっぱり登場人物が過去作含めても1番好きだった。

シリーズもかなり長くて、毎回個性的なキャラクターが沢山出てくるんだけど、ポケモンが主役のゲームだからどうしても人間の存在が軽視される部分があり、私はずっともったいないなと思っていました。そこで出てきた「ポケモンマスターズEX」というゲーム、これはもうまさにトレーナーにスポットが当たっているゲームでとても面白いです。ですが、あくまでこれはシリーズの『番外編』であり、本編でもっとこう、人間の魅力というか、主人公との絡みも含めて人にスポットを当ててほしいと思っていました。

ポケモンの登場人物たちは、だいたいは細かな設定を公表されないので、プレイヤーの想像に任せている部分が多く、これもまた面白い要素のひとつです。とは言え公式設定集とか出して欲しいが…。

ポケモンシリーズ、時を経て私たちが思い描く「ポケモン世界の冒険」、もっと言うならアニメで描かれているような冒険やバトルのあり方に近づいているんだけど、今作の近づき方が凄くて。理想に近づくとその分解像度が上がってディテールが気になったりするものなんだけど、それもあんまりなくて。あー生きてて良かった。私もパルデア地方を一緒に冒険できて本当に楽しかった。まだまだ追加コンテンツ、遊ばせてもらいます。

 

私は登場人物の中で一番ハッサク先生が好きでした。人生には必要ないと言いながら、それでも美術、というよりももはや「人生」みたいな授業を展開する先生…私も学生時代にこんな先生に出会いたかった。見た目も動作も使うポケモンも大きくて厳ついのに、何故か喋り方は腰が低く品がある、なんともちぐはぐで愛すべきキャラクター。明るいイメージとは裏腹にまあまあ苦しい過去を持つからか、集団よりも個を重んじるような発言が多く、歳上の割に柔軟な考え方を持っていてとても好き。

今作は本当に人間の解像度が高くて最高でした。あと、ジムリーダーや四天王たち。ジム戦や四天王戦など、その場でしか出てこない存在であることが多くて歯痒い思いをしていたんだけど、今回は随所に出てきたり、過去が明かされたり、今まで以上に人物に対して親近感を持てる作りになっていた気がします。それと自分以外の人間同士の人間関係とかも。そういう作り込みが欲しかったんだ、ずっと。

 

明るく楽しい1年だった!とは言いきれないけれども、明るく楽しいこともあったのは事実で、できればそういうことばかりを数えて大切にして生きていきたい。全体的に靄がかかったような、先の見えない時代。なんだか周りに敵ばっかりで常に何となく四面楚歌、みたいな気持ちになる今だからこそ、日々心が少しでも暖かくなるような小さな物事を数えて、自分の生き方を大事にしていきたいなと思います。

 

一応音楽カテゴリのブログらしく、備忘を兼ねて私が今年いっぱい聴いた曲でも紹介して終わります。順番に拘りはありません。では。

 

◎日常/Official髭男dism

個人的に勝手に『アポトーシス』の続編だと思っている。ドラマチックな展開があるわけでもない、どこか平坦な曲で物足りなさを感じる人もいそうだけれど、それも含めて「日常」。今年リリースされた楽曲の中で一番聴いたかも。

 

8ミリフィルム/アカシック

だいぶ昔の曲だけど、なんらかのプレイリストを聴いていた時に出てきてビビっときた。シンセサイザーが前面に出ながらもどの楽器もとても楽しい主張強めの動きをしつつ、でもそれが決して曲として崩壊しておらず、綺麗にまとまっている。キメが上手く機能してる故なのか。とにかく私はこういう曲が大好きなんだ。椎名林檎の『カプチーノ』や赤い公園の『NOW ON AIR』みたいな、とにかく音数が多くてパッと聴いた感じごちゃついてるんだけど、随所に散りばめられた秩序あるリズムが曲を引き締めている、こういう曲が。歌詞も詩的で好きだな。

 

◎more than words/羊文学

これは今年めちゃくちゃ各所で聴いた曲だと思う。内省的な歌詞、エモーショナルな音色がすごく刺さる。

 

◎青のすみか/キタニタツヤ

疾走感といい、歌詞といい、これを聴けば誰もが主人公になれるような、爽快な1曲。紅白にも出るのでこれも今年を象徴するような1曲だったと思う。個人的には、学校のチャイムの音がベースになった作りがとても粋だと感じた。前述の羊文学といい、『呪術廻戦』、曲すごい。未履修だけど面白いのかな。

 

◎PAINT/I Don't Like Mondays.

名曲揃いのワンピースのOPの中ではかなりサラッとした曲だけど、その軽快さが個人的にはものすごく好き。アニメのOPは聴く者を主人公にしてくれるからとても好きです。ワンピースも未履修なのはさすがに後悔しています。今から追いつけるのか…??

 

◎未来未来/スピッツ

今年『美しい鰭』が大ヒットしたスピッツ、すごい。すごすぎる。永久に最前線。

そんなスピッツの新アルバム『ひみつスタジオ』から私のお気に入りがこの曲。民謡の要素を絡めたこの曲は明らかにスピッツの挑戦のひとつであり、どこまで行ってしまうのか彼らは…という気持ちになる。

相変わらず歌詞は凄まじいセンスの光る言葉の羅列だし、バンドサウンドもキレッキレ。はあ、どこまですごいんだ。好きすぎる。

『Na・de・Na・deボーイ』や『まがった僕のしっぽ』みたいな、スピッツの変態性が凝縮された、アルバムだからこそ映える曲のひとつだと思う。

 

◎Make it better/THE CHARM PARK

ラジオで流れてきた時に気になった曲。曲名わからなくてアーティスト名を頼りに探し当てた。初めて聴いた時はてっきり洋楽だと思っていた。かっこいい、よりもcool!!って感じ。多分Nulbarichが好きな人には刺さるんじゃないかと思う。

 

◎光の跡/星野源

年末にまたとんでもない曲がリリースされてしまったな…。最近の星野源の曲は今までにも増して挑戦的というか、音楽としての固定観念や既成の枠組みを取り払ったかのような曲が多かった印象。そういう曲は得てして聴くために消費するカロリーも高いもんで、良いとか悪いとか好きとか嫌いとかもうよくわかんないな、みたいな気持ちになることもあったのだけど。一昨年リリースの『不思議』が個人的にはものすごくヒットしており、こういう曲もっと聴きたいなとずっと思っていた。星野源の描く音楽には常に絶望が付き纏う。煌めく音や歌詞と、暗く重い暗澹たる絶望のバランスがとても好きだ。ただ明るく楽しいだけではない音楽を、メディアではあれ程明るく振る舞う星野源が作る。どんな媒体や形態であれ、作品は人を映す鏡なのだと、その人の人間性がどうやったって滲み出るものなんだとひしひしと感じる。めちゃくちゃ好きです、この曲。そして星野源というアーティストも。それがこの曲を聴いて1番に感じた答えでした。

 

◎Flare/BUMP OF CHICKEN

全然今年の曲でもないのに、リリースされてからずっと聴いてるような。今年もBUMPの灯火のような暖かさにたくさん癒された1年でした。

 

その他もたくさんあるんだけど時間もないのでこの辺りで。

今年も1年よく頑張りました。来年も実り多い一年になりますように。

良いお年を。

 

よいお年を!

こんばんは!

『Sounds Good!!』管理人の真珠丸です。

 

今年は私生活でいろいろ変化があり、ほぼ更新できませんでした。が、このブログの存在を忘れたことはありません。来年はもう少し更新頻度を増やせればと思います。

 

今年も新旧いろんな音楽を聴きました。残念ながらライブに足を運ぶことは叶いませんでしたが、子どもが少し大きくなったらまたいろいろ観に行ければいいな。それまで、移り変わりの速い音楽シーンから取り残されないよう、流行りを追いつつ好きを極めるスタイルで、たくさんインプットしておこうと思います。

 

今年は実家に帰っている時にスペースシャワーTVM-ONなどを見まくっていたおかげで、近頃の流行りの曲は大抵口ずさめるようになりました。『ドライフラワー』、『シンデレラボーイ』、『ミックスナッツ』に『逆夢』…毎日何回も何回も聴いておりました。

 

2022年個人的に最も聴いたのはCreepy Nutsの『堕天』だったそう。めっちゃ好きなんだよなーこれ。サビに入って一転する盛り上がり方が超絶好み。最高。大好き。Rさんご結婚おめでとうございます。今年1番嬉しい芸能ニュースかもしれない。Creepy Nutsにはラジオでもたくさん笑わせてもらった一年でした。感謝。

 

ラジオといえば、出産してからは暇なくて遠ざかってしまったものの、Creepy NutsのANN(昇格おめです)をはじめ、霜降り明星のANNもはちゃめちゃに聞いたし、オードリーのANNもたくさん聞いた。マヂラブも。ネットラジオでは錦鯉のも面白かった。あとオモコロラジオはほぼ漫画犬オンリーでした。この前ラジオイベントやってたの気になってたのに時間なくて見られず。来年は時間作ってまた聞きたいな。ラジオは本当に面白い。

 

今年読んで面白かった本は、朝井リョウの『正欲』かな。普段から感じていることがそのままテーマになっていて、「世の中生きづらいよな」と思いながら読んでいました。都合の良い多様性。多数派の掲げる正義。そこから溢れてしまったらどう生きるのが正解なのか。

あと久々読み返した姫野カオルコの『ツ、イ、ラ、ク』はやっぱり最高でした。

 

出産終わってから1番最初に聴いたのがBUMP OF CHICKENの『バトルクライ』でした。まさに戦場のような毎日を送っていた最中、頑張らないといけない背中を「頑張れ」という言葉を使わずに押してもらえたような気がした。元々大好きな曲だったけど、さらに大切な曲になりました。ところでツアーが本当に当たらないんですけどなんで???

 

母がスピッツのファンクラブに入会したこともあり、今まで以上にスピッツの話で盛り上がった1年でもありました。母は50歳くらいからライブに行くようになり、50代半ばにしてフェスにも参加、遂に今年は(私が行けないので)1人でチケット取ってフェスやライブを楽しんでいた模様。自分がその歳になった時にそうやって新しいことを楽しめるだろうか?と考えると、この行動力は並大抵のものじゃないよなあと思います。見習わねば。母娘孫の3代でライブに行くことが目標だそうです。孫の分は一緒に抽選出してあげるけど、私の分は「自力で取れ」だそうです。無慈悲な!

 

2023年はどんな1年にしたいかな。

とりあえずもう少し余裕を持って過ごしたい。…無理か。まあ趣味や好きなことに時間を使えることはなかなか厳しいと覚悟しつつ、でも好きな気持ちは忘れないように生活していければと思います。

 

2022年も『Sounds Good!!』をご覧頂き、ありがとうございました!2023年もどうぞよろしくお願いいたします。